ネット上で「立てよ」石破首相の握手動画拡散 APEC首脳会議「日本の恥」がトレンド入り 習氏とは目も合わせず両手でガッチリ
南米を歴訪中の石破茂首相が、ペルーでのアジア太平洋経済協力会議(APEC)首脳会議の会場で各国首脳と握手した様子をとらえた動画がネット上で拡散され、波紋を広げている。 【写真】APECの集合写真で後列のバイデン氏に米紙「超死に体」 15日の会議前、各国首脳があいさつなどに余念がないなか、画面には石破首相がいち早く着席し、会議資料をチェックし、手元のスマートフォンの画面に見入る姿があった。開催国ペルーのディナ・ボルアルテ大統領やマレーシアのアンワル・イブラヒム首相、カナダのジャスティン・トルドー首相があいさつに訪れた際も、首相はいすに腰掛けたままで握手を交わす様子が映し出された。ネット上には「立てよ」「礼儀知らず」などの言葉が並び、X(旧ツイッター)で「日本の恥」がトレンド入りした。 現地では米国のジョー・バイデン大統領、韓国の尹錫悦(ユン・ソンニョル)大統領らと会談したが、15日に中国の習近平国家主席との会談では、にこやかに右手を差し出した習氏と対照的に、厳しい表情で目も合わせなかった石破氏だが、握手は両手で丁寧に行う姿も注目された。 16日には、アルベルト・フジモリ元大統領の墓参の後で事故渋滞に巻き込まれ、各国首脳との集合写真に間に合わないハプニングもあった。 18日からはブラジル・リオデジャネイロで開幕した20カ国・地域(G20)首脳会議に外交の場を移したが、マナーを守れるのか。