【侍ジャパン】ソフトバンク栗原陵矢「いい、悪い言ってられない戦いになる」〝駆けつけV打〟で見せた勝負強さ 東京五輪ではサヨナラ勝ちにつなげる犠打
◆ラグザス侍ジャパンシリーズ 日本―チェコ(9日、バンテリンドームナゴヤ) 日本代表の栗原陵矢=ソフトバンク=が勝ち越しの犠飛を放ち、〝侍初打点〟をマークした。「5番三塁」で先発出場。同点で迎えた6回1死満塁で、チェコ代表2番手トメックの118キロスライダーに反応した。打球は左翼への飛球となり、三塁走者小園海斗=広島=が生還した。栗原は「小園のありがとうですね。ナイスランっす」とヘッドスライディングを見せた小園をたたえた。 ■侍主砲候補がモデル妻と〝新婚2ショット〟【写真】 2021年の東京五輪以来の侍ジャパン選出。当時は出場わずか1打席ながらサヨナラ勝利につながる犠打を成功させた。それだけに短期決戦、国際大会の難しさは十分分かっているつもりだ。「その1打席でいろいろ決まってしまうこともありますし」 チェコ戦でも大事な場面で勝ち越し点をマークする一振りを見せ、勝負強さは健在だ。「より後悔のない打席を増やしたいですね」と力を込めた。 日本シリーズに出場し、試合前日の8日に名古屋入りし合流したばかりだが、本戦に向け万全をアピールした。「もう調整とかもないと思いますし。いい、悪い言ってられない戦いになる」。プレミア12連覇に強い覚悟を示す〝駆けつけV打〟となった。(鬼塚淳乃介)
西日本新聞社