2024年F1第7戦エミリア・ロマーニャGP決勝トップ10ドライバーコメント(2)
2024年F1第7戦エミリア・ロマーニャGPの決勝レースで優勝~5位のドライバーが日曜日を振り返った。優勝~5位のドライバーはマックス・フェルスタッペン(レッドブル)、ランド・ノリス(マクラーレン)、シャルル・ルクレール(フェラーリ)、オスカー・ピアストリ(マクラーレン)、カルロス・サインツ(フェラーリ)だ。 【写真】2024年F1第7戦エミリア・ロマーニャGP ランド・ノリス(マクラーレン)の2位を祝うチーム ■カルロス・サインツ(スクーデリア・フェラーリ) 決勝=5位(63周/63周) 4番グリッド/タイヤ:ミディアム→ハード とても厳しいレースだった。このレースに満足することはできない。予選でも今日のペースに関しても、マシンを快適に感じることができなかった理由を、チームと一緒に調べる必要がある。 明日には改めて集結して、モナコへの準備を始めるつもりだ。次戦ではもっと良い結果を出せるといいね。トップ争いが熾烈になり始めているから、努力し続けなければならない。 ■オスカー・ピアストリ(マクラーレン・フォーミュラ1チーム) 決勝=4位(63周/63周) 5番グリッド/タイヤ:ミディアム→ハード 4位を獲得できて、良い一日だった。今日可能な最大限の結果だったと思う。ファーストスティントではサインツに引っ掛かってしまったが、チームが戦略的に素晴らしい判断をしたことで、ピットストップによって前に出ることができた。 今週末は、チームがどれだけ前進したかを証明できたと思う。これからもトップと戦い続けることができるという自信を感じる。でも今日は、トラックポジションがとても重要だったね。そんななかで実行した自分たちの仕事には満足している。 ■シャルル・ルクレール(スクーデリア・フェラーリ) 決勝=3位(63周/63周) 3番グリッド/タイヤ:ミディアム→ハード レースはうまくいき、ライバルたちにさらに近づくことができた。予選でもっと良い位置を確保できていれば、ファンにもっと良い結果をプレゼントすることができたかもしれない。 ハードタイヤに交換した後は、とてもペースが良く、ランドやマックスとの差を縮めることができた。でも終盤、マクラーレンは僕たちよりも速かった。その差はそれほど大きくはなかったけどね。 全体的に見て、このレースからポジティブな要素をたくさん見つけることができる。アップグレードは予想どおりに機能しており、競争力が向上した。 前とのギャップを縮めるために努力していく必要がある。小さい差ではあるが、レースウイナーとの間には幾分ギャップがあるからね。 このリザルトとパフォーマンスは、もちろんティフォシに捧げる。彼らは世界で一番のファンで、何が起ころうと常に僕たちをサポートしてくれる。近いうちに優勝して、彼らにお返しができると信じているよ。 (レース後に『Sky Sport』に対して語り)レースペースは強力だったと思う。予選を振り返ったことで、昨日よりも楽観的になっている。僕たちは、ターン2、3、4で、タイヤ関連でタイムを失っているのだと僕は思っていたけれど、データを見ると、そうではなかった。ストレートですべてを失っていたんだ。 マクラーレンとレッドブルは、エンジン関連で、エネルギーに関して奇妙なことをしている。それについて調べるつもりだ。変更できないようなことではない。だから、その点を修正すれば、表彰台のトップに戻るチャンスがあると思う。 ■ランド・ノリス(マクラーレン・フォーミュラ1チーム) 決勝=2位(63周/63周) 2番グリッド/タイヤ:ミディアム→ハード 今回もチームにとって素晴らしい週末だった。最後のラップまで懸命に戦ったけれど、結局はレース序盤にマックスに離されすぎたのがよくなかったと思う。最後にあと1周か2周あれば、素晴らしい結果になったかもしれない。でも今日はそうはならなかった。 週末を通して高い競争力を発揮することができた。僕たちはいまや、常にフェラーリやレッドブルと戦うことができるレベルに達していると思う。そういう状況に慣れる必要がある。チームはとても良い仕事をしてくれている。トップ争いをすることが今では当たり前になっているのは、うれしいことだよ。 さらに改善することに集中し続けるだけだ。「優勝できなくて悔しい」と言えることは、今でも驚きだけど、先週末の改善を経て、僕たちにとって優勝は期待できるものになってきたんだ。 ■マックス・フェルスタッペン(オラクル・レッドブル・レーシング) 決勝=1位(63周/63周) 1番グリッド/タイヤ:ミディアム→ハード 今日のレースはかなりの接戦だった。序盤は、マシンが予想していなかったような良いペースを発揮し、ミディアムタイヤで強さを見せることができた。でも、ハードタイヤに交換すると、ドライビングが少し難しくなり、終盤にはタイヤが作動ウインドウから外れてうまく機能しなくなり、グリップが大幅に低下し、最後まで走り切るのがとても大変だった。 終盤10周は、そのタイヤで生き残るために必死で走り、なんとかランドを後ろにとどめることができた。でもペナルティを受ける寸前だったので、かなりの集中力が必要だった。 それでも僕たちは仕事をやり遂げて、勝利を収めた。最後まで周回数のカウントダウンをしながら走ったよ。無事にチェッカーフラッグを受けた時は本当にうれしかった! 週末初めの状況を考えれば、ものすごく良いリザルトだ。やるべきことや、分析すべきことがいくつかあるけれど、モナコが楽しみだよ。 [オートスポーツweb 2024年05月21日]