野菜が3個で10円!?無料配布も!コスパ最強な愛知の激安青果店「ベジブル」に密着!青果を激安で販売する理由とは
野菜が高騰している中で、ニンジンの詰め放題が300円!驚愕の値段で買えるのが、愛知県・小牧市の激安青果店「べジブル」。なぜこんなに安いのか、「調査隊」の中山真希調査員(以下、中山調査員)が探りました。
なぜ激安で販売できる!?「ベジブル」の秘密とは
天候不良などの影響で野菜の高騰が続き、「家計がピンチ!激安スーパーを取材して欲しい」と複数の依頼が寄せられています。そんな中、「ベジブル」では、ブロッコリーが一株50円に、サラダ菜・春菊・チンゲンサイが3個で10円など、激安価格で販売していました。なぜそんなに安いのかというと…。 (中山調査員) 「(値段プレートに)キズって書いてある」 激安の理由は"ワケあり"青果だから!「なくそうフードロス」というスローガンを掲げ、傷や変色などで行き場をなくした野菜や果物を、一般的なスーパーの半額から、それ以下で販売しています。 では、どうして"ワケあり青果"ばかりを集めることができるのでしょうか?「秘密は仕入れにあるに違いない!」と、密着しました。仕入れといえば早朝の市場ですが、「ベジブル」が訪れるのは、市場が落ち着き始める頃です。 (ベジブル) 「どうです?きょうは」 (仲卸業者) 「若干枯れが出てきた。普通のお客さんに出すとクレームがきてしまう」 仲卸業者は、「ベジブル」のために、袋の中で一部が枯れてしまった小ネギを確保していました。その他、一部が変色してしまった葉物野菜や、見た目が悪く買い手がつかなかったものを、市場中から買い取っているのです。 売れ残りや、期限が近いなどの理由で、廃棄されてしまう食品は、1年間で約472万tです。 愛知、岐阜など4箇所の市場から、「ベジブル」が買い取るワケあり青果は、1カ月で約100t。「本当に食べられない部分」だけを取り除いて販売しています。 (仲卸業者) 「僕たちが売っている物は、気候に影響を受けるので、農家さんが大事に作った物でも、食品ロスにつながる前に、ベジブルに売ってもらえると助かっている」