沖縄地方が梅雨入り 22日にかけ激しい雨に注意
沖縄テレビ
沖縄気象台はきょう沖縄地方が梅雨入りしたと見られると発表しました。 平年より11日遅い梅雨入りです。 けさ那覇市では雨が降り続くなか傘をさして足早に歩く人の姿が目立ちました。 県内では向こう一週間、前線や湿った空気の影響で曇りや雨が続くことから、沖縄気象台はきょう沖縄地方が梅雨入りしたとみられると発表しました。 今年は平年より11日遅く去年より3日遅い梅雨入りです。 ▽街の声: 「すごい雨で、傘も折れちゃった」 「朝もけっこう降ってたから、渋滞していて。遅刻しそうになった。でも水不足が解決するなら、まあ降ってもいいかなと思います」 「水不足ってのは4月、3月くらいから聞いていて、最近雨降ってきたので、よかったかな」 「ものすごい雨でびっくりして。県庁行こうと思って、どうやって行ったら濡れないで行けるかなって考えてる」 宮古島地方には21日未明、活発な積乱雲がかかり、宮古島市鏡原では観測史上最多となる1時間に100ミリの猛烈な雨が降りました。 この大雨で宮古島市内では20カ所で冠水が発生し水に浸かった車もありました。 また、店舗や住宅での浸水被害も発生しスーパーが臨時休業となりました。 沖縄本島地方と先島諸島では、大気の状態が非常に不安定になっていて22日にかけて多い所で1時間に40ミリの激しい雨が降る見込みです。 土砂災害や低い土地の浸水、河川の増水に十分注意してください。 また雨雲の発達の程度によっては、警報級の大雨となる恐れもあります。 ところで県内で水不足が懸念される中でようやく迎えた梅雨入り。21日午前0時時点の県内のダムの貯水率は67.6%で、平年と比べると10.1ポイント低くなっています。 沖縄渇水対策連絡協議会では水不足の危機的な状況を脱し積極的な節水の呼びかけは一段落とした上で、水は限りある資源なので引き続き大切に使ってほしいとしています。
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