【速報 ジロ・デ・イタリア2024】面目躍如のフィリッポ・ガンナが区間通算7勝目/第14ステージ
ポイント賞 1 ジョナサン・ミラン(イタリア/リドル・トレック)284 Pts 2 カーデン・グローブス(オーストラリア/アルペシン・ドゥクーニンク)174 Pts 3 ティム・メルリール(ベルギー/スーダル・クイックステップ)93 Pts
山岳賞 1 タデイ・ポガチャル(スロベニア/UAEチームエミレーツ)104 Pts 2 シモン・ゲシュケ(ドイツ/コフィディス)59 Pts 3 ヴァランタン・パレパントル(フランス/デカトロン・AG2Rラモンディアル)55 Pts
ヤングライダー賞 1 アントニオ・ティベーリ(イタリア/バーレーン・ヴィクトリアス)in 50h 05' 26'' 2 テイメン・アレンスマン(オランダ/イネオス・グレナディアーズ)+ 01' 13'' 3 フィリッポ・ザナ(イタリア/ジェイコ・アルウラー)+ 02' 09''
チーム総合順位 1 イネオス・グレナディアーズ(イギリス)in 150h 17' 37'' 2 デカトロン・AG2Rラモンディアル(フランス)+ 02' 09'' 3 ボーラ・ハンスグローエ(ドイツ)+ 22' 21''
リタイア 213 フィル・バウハウス(ドイツ/バーレーン・ヴィクトリアス) 155 ルカ・メズゲッツ(スロベニア/ジェイコ・アルウラー)
5月19日(日) 第15ステージ マネルバ・デル・ガルダ > リヴィーニョ 222 km(山岳 ★★★★★/獲得標高 5400 m) 大会最長222km、5つの峠で獲得標高5400m! 2回目の休息日を翌日に控え、マリア・ローザ候補たちに、無謀なまでの試練が与えられる。大会最長222kmのコース上には5つの峠が立ちはだかり、獲得標高は今大会最多5400mにも達する。しかも、走れば走るほど、難度はクレシェンド。1日の終わりには、標高2385mの高みで、今大会最高標高フィニッシュを争う! 2024年ジロ最難関ステージは、前日に個人TTを争ったガルダ湖のほとりで幕を開ける。3級と2級を立て続けにこなすステージ前半から、容赦なくふるい分けは進むだろう。中盤は仕切り直しの時間か。はたまた恐ろしいチェイスの舞台か。カモニカ渓谷に引かれた一本道は、わずかではあるものの、確実に上っている。たっぷり60kmかけて、標高と緊張感もじわじわと高めていく。 そしてラスト80kmの凄まじい打ち合いへ。まずは30年前にマルコ・パンターニに栄光へ向かって飛翔した1級山岳パッソ・デル・モルティローロが、マリア・ローザ候補に試練を与える。ただ使用されるのは厳しい北西側ではなく、比較的易しい南側(登坂距離12.6km、平均勾配7.6%、最大16%)。逆に下りが平均8%超の急坂で、神経質なヘアピンカーブが多発する。 締めは1級山岳パッソ・ディ・フォスカーニョ(14.6km、6.5%)と、1級山岳リヴィーニョ(4.7km、7.6%)の連続登坂。フォスカーニョは決してクレイジーな山ではない。上り始めに最大12%ゾーンが待ち受けるが、その後はほぼ一定の勾配が延々続く。忘れてはならないのは、上りラスト5kmで標高2000mを超えること。山頂から約4kmの急降下と、最終1級リヴィーニョ登坂もまた、すべては標高2000m以上で繰り広げられる。
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