「価格も含めてマジでお買い得」かつてない日本専用戦略SUV“スズキ 新型フロンクス”のデキがよすぎる!自動車ジャーナリストが徹底解説『小沢コージの遊べるクルマ』
MonoMax本誌にて好評連載中の「小沢コージの遊べるクルマ」では、自動車ジャーナリストの小沢コージさんが、ただの移動手段として使うだけではもったいない、遊びたくなる魅力を秘めたおすすめの1台を紹介しています。 ⇒【写真】「価格も含めてコイツはマジでお買い得」スズキの新型フロンクスの詳しい画像を見る(全8枚) 2024年11月の今回は、「ホンキもホンキの全域クオリティアップ! 価格も含めてコイツはマジでお買い得」と小沢さんが紹介するスズキ フロンクスを取り上げます。
日本ユーザー専用に4WDを用意! さらにデュアルセンサーまで装着
かつてない日本ブランドの注目輸入車が登場した。それがおなじみスズキで、なおかつインド生産のコンパクトSUV、フロンクスだ。インドはもちろん中南米や中東、アフリカでも売られる世界戦略車であり、現地では昨年、日本では今年10月に発売された。 最大の注目は全長4ⅿを切る扱いやすいサイズとデザイン、さらに前代未聞の日本専用ハイクオリティ化戦略だ。ボディサイズは現地で税制的に有利な全長4ⅿ弱で、全幅は1.76ⅿ強、全高1.55ⅿ。全長は人気の5ナンバーサイズSUVトヨタ ライズと全く同じで、全幅は7㎝広く、全高は7㎝低い。要はライズ並みに取り回しが楽で、ライズよりマッチョでカッコよく、立体駐車場にも入るというイイトコ取りなのだ。 エンジンは、海外では1L直3ターボなどがメインだが、日本では静かで燃費のいい1.5L直4マイルドハイブリッド+6速ATで勝負する。ピークパワー&トルクはFFモデルの場合、101PS&135Nmで、WLTCモード燃費はリッター19kmとなかなか。 一番の注目は予想を超える日本専用ハイクオリティ化作戦にある。正直、インド産と聞くと質感や装備で大丈夫? と思う人もいるはず。そこでスズキは「ほとんど日本工場製か?」と思えるほどのテコ入れを図ったのだ。外観は現地最上級グレードレベルで、フロントグリルはピアノブラックとメッキで覆われ、ライト類はウィンカーも含めすべてLED。しかも一見ヘッドライトに見える3連LEDはデイライトで下に3つのメインライトが付く。ホイールも全車16インチアルミ製だ。 さらにすごいのは、現地では必要のない日本最新レベルの先進安全装備、スズキデュアルセンサーブレーキサポートⅡをわざわざ付けていること。同時にインドにはないフルタイム4WD仕様まで初設定。なんと日本向けモデル用に専用ラインを設けて生産しているのだ。そのほか革調コンビシートやブラインドスポットモニターも全車標準。満足度は超高いぜ!
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