山田健登・原 貴和・持田悠生・塩田一期・富本惣昭・大友 海、『テニミュ』バトンをつなぐ熱い思い
大友:青学(せいがく)で1番男らしい要素が強いのも健登くんだと思ってるし、歌がすごく上手いから初期の頃から歌の面で引っ張ってくれた部分も大きいのかなと思います。 持田:僕からも言っていいですか? 青学(せいがく)はこれだけ仲が良いんですけど、健登がいなかったらこんなに仲良くなかった。個性が強すぎてまとまらないから、健登が全部バランスを保ってる。でも本人はそれに気づいてないんです! それがいいところなんですけど。飾らないところがまたすごい。 山田:今日、スキップしながら帰ります(笑) 大友:いや、本当に健登くんが部長でよかったなと思います。 ■20周年を迎えた『テニミュ』シリーズで「新しいことに挑戦」してきた ――『テニミュ』シリーズ20周年ということで、テニミュ4thシーズンに参加しバトンをつなぐ中で感じたことなどはありましたか? 塩田:『テニミュ』4thシーズンは、演出家の(三浦)香さんやプロデューサーをはじめ、みんなで新しいことへの挑戦を目標にずっとやってきて。香さんの演出はすごく素敵で好きだし、歌詞も言葉の意味がダイレクトに刺さるのが、演じていてありがたいことだし、楽しかったです。でも全部が全部新しいことではなく、今まで歴代の先輩方が作り上げて手渡してくださった、『テニミュ』1stシーズンから3rdシーズンまでのバトンをつないでいかなくてはとも感じているんです。よくプロデューサーが「これから何十年先も『テニミュ』が好きな人が増えていくようにしたい」とおっしゃっていて、僕も時代を作ることに携われたのが心の底から嬉しいし、ありがたいことだなと思います。 大友:『テニミュ』4thシーズンの先駆けになって、きっと過去とは違う部分がたくさんあるんだろうなと思うんですけど、僕たちはこれまですべてのことをかっこいいと思い、誇りを持ってやっていたので、貴重な経験をさせてもらえて良かったなと。 持田:海が言わなそうな熱いこと言った! 大友:本当にいい経験でした。 持田:『テニミュ』に出ることだけじゃなくて、こうやって家族ができる喜びを、みんなに経験してもらいたいよね。お芝居する、歌を歌う、テニスをする、ダンスを踊ることだけが全てじゃないんだなと気づかされたから、バトンをつなげるのは嬉しい。 富本:その代でしかできないことがあって、その代だからこそ歌えた歌詞とかもある。僕たちで言うと「青春チーム」とか「Best of the best!」とか。代特有の色をみんなで見つけ出そうと、いっぱい悩んで考えて喧嘩もしたりして。 山田:いい意味で、次の代の方たちには「僕たちを見ないでほしい」という気持ちがあるんです。もちろん魂はつながれていくだろうし、僕らも「卒業してから公演を観に行く」というのが、ずっと1つの夢みたいになっていて。だからのびのびと楽しくやってほしいな。 原:僕は、海がさっき言ったように『テニミュ』4thシーズンは歴代の演出と異なってスタートしたので、どんどん新しいものを作っていかないといけないと思うし、若い世代が時代を変えないといけないと思うんです。挑戦の一歩として、僕たちが青学(せいがく)でできたことがすごくありがたい。でも『テニミュ』ならではの雰囲気、『テニミュ』でしか感じられないものが絶対にあると思っています。