山田健登・原 貴和・持田悠生・塩田一期・富本惣昭・大友 海、『テニミュ』バトンをつなぐ熱い思い
塩田:惣ちゃんは自分でもさっき言っていた通り、急激に精神的な成長を遂げた。最初の方は表情に出やすい場面もあったんです。でもいつからか俯瞰して見るようになっていたのが印象深いところで。ダンスに関しても芝居に関しても俯瞰して見てくれているし、青学(せいがく)の中でも人の変化とかいち早く気づいてくれるのは、惣ちゃんかな。同じ3年生の役なので話しやすいし、芝居中も絡む機会が多かったりして。俺のS3(シングルス3)での試合(ミュージカル『テニスの王子様』4thシーズン 青学(せいがく)vs立海)を見て感情をガッと入れて応援してくれていたのが目に入って嬉しかった。 富本:乾が勝って、めっちゃ嬉しかったもん。 塩田:惣ちゃんともいろいろ喧嘩とかあったけど、それも逆に今となってはいい思い出というか、いい経験だったなって。 持田:喧嘩とかしたの!? 塩田:最初不動峰公演(ミュージカル『テニスの王子様』4thシーズン 青学(せいがく)vs不動峰)で日替わり(アドリブ)の準備をしている時に、惣ちゃん一人に任せっきりになっちゃった時があって……本当にこっちが悪いんですけど。 富本:僕がパーンとなっちゃって(笑)。でも、楽しかったね。 塩田:それすらも本当にいい思い出だし、いい経験だなと。いろんなことを積み重ねて今に至るんだなと思います。 富本:次、海くんね。最初はマジでわかんなかったです。得体の知れない人すぎて。でも、僕が海くんを尊敬するポイントがあって……。 4人:!? 大友:……1個ぐらいあるよ、それは。1個もないみたいな顔するのやめてくれよ(笑) 富本:海くんって、自分のワールドを強く持っているんですよ。それを簡単に他人に崩されないという意志がすごい。僕はどっちかというと人に流されやすいタイプなので、海くんを見てるとかっこいいなと思って尊敬する。 大友:ありがとうございます 富本:あとはダンスもめっちゃうまいし。僕もわからない時は海くんに頼るし、みんなすごく助かってます。お芝居のバリエーションが多いし、日常生活の言葉の使い方も、引き出しが多いんだなと。おもしろいし、頭いいし。 持田:淡々とボケるもんね。 富本:淡々とボケて淡々とツッコむ、頭の回転の速い人。でもほんと、こんなに青学(せいがく)に馴染むなんて。 持田:「青春チーム」の歌詞まんまだよね。今となっては惣昭と兄弟の盃を交わしてて、最近コンビだもん。 山田:親友でしょ? 塩田:立海公演で親友にランクアップした。 富本:立海公演で仲良くなったし、最初はそんな感じじゃなかったのに、「青春チーム」で1番に泣き始めて、青学(せいがく)に愛情持って参加していたんだなと嬉しかったです。 大友:泣きまくってましたね。健登くんは最初の不動峰公演の時からいい意味で何も変わらなくて、語らずともわかる部長としてのオーラがすごくあった。手塚が声をかければみんながパッて集まるように、稽古場で健登くんが声をかければみんながパってすぐ集まるところがすごい。生まれ持った才能。 持田:カリスマだよね。 山田:(照れる) 持田:自分で思ってないだけだよ、本当に! 原:副部長の僕が「みんなやるよ!」と言っても、誰も聞いてない。で、健登くんが言ったらみんなピッて集まる。 持田:多分、声のトーンが違うんだよ。