友人の家にプロパンガス業者をかたる人が訪れ「ガス会社の変更で料金が半額になる」と言われたそうです。悪質な業者を見極めるコツはありますか?
よく家庭で用いられるガスは、プロパンガスや都市ガスです。プロパンガスは都市ガスと比べて、どの地域でも利用ができ、災害時の復旧が早いといったメリットがありますが、料金は高い傾向にあります。 また、プロパンガス料金はガス会社によって異なるため、費用を安く抑えるためにガス会社を複数検討する方もいるでしょう。 しかし、そのなかには最初は格安の料金を提示していたにもかかわらず契約後すぐに料金を値上げしたり、解約をしようとすると高額な解約料を請求したりする悪質な業者も存在します。 本記事では、悪質なプロパンガス業者の特徴や、その見極め方について解説します。 ▼「シャワーだけ」vs「お湯をためる」1人暮らしはどっちがお得? それぞれの水道代・ガス代を比較
悪質なプロパンガス業者の特徴
プロパンガスの会社は、ガスの料金を自由に設定できます。 しかし、そのなかでも料金を明示している会社は少なく、会社ごとでの比較は難しい状況にあります。一般社団法人プロパンガス料金適正化協会によれば、悪質なプロパンガス業者の特徴は以下の通りです。 ●従量料金が相場より格安 新規契約者を増やすために、一定の期間だけ安い料金に設定している業者もあります。格安であると思い契約をしたはずが、契約後にガス料金が少しずつ値上げされる場合があります。相場よりも異常に安い場合には注意が必要です。 ●突然自宅に訪問し、営業をする ガスの調査員であるとうたい、勝手にガス関連の機器を設置したうえで料金を請求する悪質な業者がいます。また、ガス機器の交換をすると言い料金を請求したにもかかわらず、一切機器には触れず帰るという手口も横行しています。 ●ほかの地域や業者と比べて格安であることを強調する 現在使っているガス会社や、お住まいの地域を引き合いに出し、自身のガス会社のほうが格安であることを強調する営業にも注意が必要です。もしガス料金や検針票の提示を求められた場合には、断ることが無難です。 ガス会社を検討する際には、検討中の会社が以上のポイントに当てはまっていないか十分に確認しましょう。