友人の家にプロパンガス業者をかたる人が訪れ「ガス会社の変更で料金が半額になる」と言われたそうです。悪質な業者を見極めるコツはありますか?
実際にあったトラブル事例
富里市の「暮らしの情報」によれば、実際に悪質なプロパンガス業者と取引をした際のトラブル事例は以下の通りです。 ●突然自宅にプロパンガス業者が訪れ、「プロパンガスの領収書を見せてほしい」と言われた。その業者と契約すれば、料金が格安になると言われ契約をしたが、その後すぐ料金の値上げが通知され、以前のガス料金と同じ額になってしまった。 ●ガス料金が安くなると言われて契約をした。その際に、以前のガス会社の解約についての委任状を業者と交わしたはずが、解約した会社から配管設備の撤去費用の請求があった。 このようなトラブルを防ぐためにも、適切な業者であるか自身での見極めが大切です。
悪質なプロパンガス業者の見極め方は?
一般社団法人プロパンガス料金適正化協会のホームページによれば、悪質なプロパンガス業者でないか見極めるポイントは以下の通りです。 ●点検チラシがあるか 通常であれば、事前の告知なしに点検を行うことはありません。おもにガス保安点検や警報器の取り替え案内などが数年に一度の割合で行われますが、いずれも事前に点検を行う旨のチラシが配布されます。点検チラシが来ているかを日頃から確認しておきましょう。 ●検針票の電話番号を信頼する 届いた点検チラシが自分の使っているガス会社のものでなく、悪質な業者のものである可能性もあります。毎月受け取っている検針票の電話番号と合っているか十分確認することが大切です。 ●社員証を提示できるか 勧誘を受けた場合には、信頼できる業者であるか必ず社員証を提示してもらい確認しましょう。口頭だけでは確認が十分にできない可能性があります。 ほかにも、サービス内容や、契約後の点検体制などについて契約前に必ず確認することが大切です。もし契約前に少しでもおかしいと感じた場合には、はっきりと断りましょう。 また、万が一契約を結んでしまった場合には、8日以内ならばクーリングオフの制度も利用できます。自分にとって不利益にならないよう、見極めをしっかりと行いましょう。
セールストークを安易に信じず、悪質な業者でないか見極めることが大切
プロパンガスの業者のなかには、ほかの業者よりも格安であるとうたって契約をさせた後に料金を引き上げたり、十分な説明もなく必要のない機器を設置し料金を支払わせたりする業者も存在します。 そういった悪質な業者と契約しないためにも、ご自身で契約前に料金やサービス内容、契約後の流れについてよく確認しましょう。 出典 一般社団法人 プロパンガス料金適正化協会 【対処法】プロパンガス会社の詐欺・悪質業者に注意!見分け方・断り方を紹介 富里市 暮らしの情報 「プロパンガス訪問販売のトラブル」の巻き 執筆者:FINANCIAL FIELD編集部 ファイナンシャルプランナー
ファイナンシャルフィールド編集部