ミスティコのマスクをかぶってコメントする高橋ヒロム

　新日本プロレス12日の茨城・神栖大会で、高橋ヒロム（34）がミスティコに「マスカラ・コントラ・カベジェラ」戦を要求した。 　ヒロムは14日両国国技館大会で昨年からシングル戦績1敗1分けのミスティコとの一騎打ちに臨む。連日前哨戦が続く中で11日の長野・佐久大会ではミスティコが「このマスクとお前の髪をかけてやろうじゃないか」と発言するなど遺恨が日に日に深まっている。この日の大会では辻陽太とのタッグでミスティコ＆田口隆祐組と激突した。 　試合は辻がジーンブラスターで田口を沈め「ロス・インゴベルナブレス・デ・ハポン」に凱歌が上がったが、事件は直後のリング上で待っていた。小競り合いからミスティコがラ・ミスティカ（変型腕固め）を狙うと、これまで幾度となく同技のエジキとなってきたヒロムがついに回避。さらには何とミスティコのマスクを剥いでみせたのだ。 　なぜかそのままミスティコのマスクをかぶったままバックステージに現れたヒロムは「マスカラ・コントラ・カベジェラ、お前も望んでるんだろう。だったらキッチリとCMLLに説明してごらんなさい。新日本プロレスはOKでしょう。俺が言ってるんだ、OKに決まっている。髪の毛と、ミスティコ、お前のマスクをかけて俺と戦え」と要求。「散々くらい続け、タップし続けたラ・ミスティカ、もう俺には通用しない。返し方は何千通りとこのシリーズで見つけた。怖いものは何もない。あとはミスティコ、お前からギブアップを奪う。それだけだ」と決戦へ自信をのぞかせていた。