静岡産大との決勝で４安打３打点１本塁打の活躍をみせた森翔太郎内野手

◇２７日　東海地区大学野球選手権大会兼３連盟王座代表決定戦・決勝　中部学院大６―１静岡産大（ダイムスタジアム伊勢） 　中部学院大（岐阜１位）が静岡産大（静岡１位）に勝ち、明治神宮大会出場を懸けた愛知、北陸代表との３連盟王座代表決定戦への出場権を獲得した。主将の森翔太郎内野手（４年・熊本工）が先制のソロ本塁打を含む４安打３打点の活躍で勝利に導いた。 　指名漏れから気持ちを切り替えての大暴れだった。中部学院大の森は４安打３打点１本塁打と獅子奮迅の活躍に「自分の持ち味を出せた、すごいいい大会になった」と充実の表情を浮かべた。 　２回、３ボール１ストライクからの直球を振り抜いた。「少し先っぽだったんですけど、意外に伸びてくれた」。右翼席に飛び込む先制のソロ本塁打でチームを勢いづけた。 　２４日のドラフト会議では、事前に６球団から調査書が届いていたものの、指名はされなかった。卒業後は社会人で腕を磨くと決めた。「悔しさはあったが、すっきりした。自分の長所である長打力を磨き直して、２、３年後に、今年大学生でドラフトにかかった選手たちを見返せたら」と語る。 　チームは１１月２日から東海地区の代表として３連盟王座代表決定戦に臨み、２勝すれば明治神宮大会出場が決定する。「関東のチームを倒し日本一になろうと思ってやってきた。まずあと２勝、みんなで勝ちきりたい」。打ちまくってチームを全国へ導く。