キリンが「適正飲酒セミナー」を開始 「淡い色のビールには水餃子」色を合わせる酒と食のペアリング方など伝授 「いい飲み方の普及」が酒類の未来を決める
ペアリングは自分好みの楽しみ方を見つけること。これらはあくまで一例であり、答えはありません。皆さんの感覚こそが「正解」です。ですから、「合う」と言われているものと反対の料理を合わせて冒険してみるのも楽しみの一つです。感じ方は人それぞれ。試した人にしかわからない面白さを、ぜひ楽しんで頂きたいです。
■「アルコールの有害摂取の根絶に向けて」
Qところで、なぜキリンが「スロードリンク」といった、酒量を減らすような「適正飲酒」的な提案しているのか?ビールメーカーはたくさんお酒を売りたいのが本音ではないのかと思うが… 【キリンアンドコミュニケーションズ(株) 後藤沙耶香さん】 お酒はリスクをともなう飲み物です。健康へのリスクだけでなく、禁止事項として、飲酒運転や20歳未満の方の飲酒など、法律違反にあたるものもあります。 私どもは、酒類メーカーの責任として、アルコールの有害摂取の根絶に向けて適正飲酒推進に取り組むことで、こころ豊かな社会を実現し、お客様の幸せな未来に貢献していきたいと考えています。その一環として適正飲酒セミナーを行っており、それぞれの人に合った適量の範囲で、キリンの製品も含め楽しんでいただきたいと思っています。
■よく手が動く「ほろ酔い期」ぐらいで
国のデータによると、20年前と比べ、国内のアルコール消費量は8割未満と減少する一方で、アルコール性の肝疾患でなくなる人は2倍近く増加している。アルコールが社会の悪者にならないよう、「いい飲み方」の普及に力を入れるのは、酒類メーカーにとっては当然のことかもしれない。 ちなみに、このキリンのセミナーでは、「酔いの程度」の目安なども教えてくれる。「さわやかな気分でお酒を楽しむ“爽快期”」から、「命に危険が及ぶ“昏睡期”」まで6段階。2番目にくる「ほろ酔い期」では、体温が上がったり脈が速くなったりする自覚症状に加え、「手の動きが活発になる」のも特徴の1つだそうだ。これ以上進むと「酩酊初期」となり、大声になったり、立った時にふらついたりするという。楽しむには、「ほろ酔い期」ぐらいで酒量を止めるのが良さそうだ。次の飲み会、周りの人の手の動きに注目してみてはどうだろうか。
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