アメフト立命大 RB山嵜主将が準決勝・早大戦へ闘志「新たなライバルが出てきた感じ」
◇全日本大学アメフト選手権 準々決勝 立命大56―3東北大(2024年11月24日 ユアテックスタジアム仙台) 関西1位のプライドを胸に、立命大が東北大の挑戦を退けた。主力を惜しまず試合開始からフィールドへ送り、第1Q5分46秒にRB山嵜大央主将(4年)がTDラン。LB大谷昂希(4年)のインターセプトで攻撃権を奪い返したシリーズでは、RB蓑部雄望(2年)がTDラン。ジャイアントキリングを狙う相手を正面から受け止め、早大と戦う準決勝(12月1日、ヤンマー長居スタジアム)への進出を決めた。 「ケガ人を出さず、次にいけて良かった。準決勝? どんな相手でも倒すだけです」と言いながらも、山嵜が続けた言葉は全選手の総意だった。「本音を言うと、関大とやりたかったですけど…」 リーグ戦唯一の黒星を喫した相手。準決勝をリベンジの機会と目し、だれもが前日23日の早大―関大戦を動画配信でチェックしていた。結果は3点差で早大勝利。驚きと、小さな落胆はあっても、すぐに背番号22は次のターゲットを定めていた。 「早大の7番の選手、凄かったですね。新たなライバルが出てきた感じなので、倒したいですね」 山嵜の脳裏には、関大戦で2本のロングランTDを奪い、勝利へ導いた早大RB安藤慶太郎(3年)の姿が鮮烈に焼き付いている。甲子園ボウル出場を懸けた大一番。9年ぶりに立つ聖地は、もう眼前にある。