節約のためと週1回のまとめ洗いをしていたら、一回の洗濯では匂いが落ちきらなくなってきました。毎日の洗濯にした場合、費用はどれだけ増えるでしょうか?
1日の洗濯物が少ないからまとめて洗っている方や、毎日洗濯する時間がなく、週末や休みの日を利用してまとめ洗いをしている方も多いのではないでしょうか。 本記事では、週1回のまとめ洗いから毎日の洗濯に変えた場合、水道代、電気代、洗剤代などを比較してどのくらい費用が増加するのかを解説します。また、匂い対策や効率的な洗濯方法についてもアドバイスするので、ぜひ参考にしてみてください。 ▼節約のためにトイレを「3回に1回」だけ流すのは危険! 節約効果とデメリットを解説
洗濯機の電気代
まずは、洗濯機の電気代についてみていきましょう。本記事では、Panasonicの縦型洗濯機(NA-FA12V3)をモデルに解説します。 洗濯機の1回あたりの電気代は、製品ごとの消費電力量をもとに次の計算式で求められます。 ・消費電力量(キロワットアワー)×電気代単価=1回の電気代目安 電気代単価は、公益社団法人「全国家庭電気製品公正取引協議会」によると、税込み31円/キロワットアワー(令和4年7月22日改定)です。この電気代単価をもとにモデルの消費電力量98ワットアワーで計算すると、0.098キロワットアワー×31円=約3円となります。
洗濯機の水道代
次に、洗濯機の水道代について解説します。洗濯機の1回あたりの水道代は、標準使用水量をもとに次の計算式で求められます。 ・標準使用水量(リットル)×水道代単価=1回の水道代目安 水道代単価は、一般社団法人「日本電機工業会」の調査を基準とし、260円/立方メートル(水道料金136円/立方メートル、下水道使用料124円/立方メートル)が目安です。また、モデルの場合の標準使用水量は、定格洗濯時(おまかせコース)で150リットルとなっています。 それぞれを式に当てはめると、1回の水道代目安は0.15立方メートル×260円=約39円です。
毎日洗いとまとめ洗いを比較
1日分の少ない洗濯物を毎日洗った場合と、週1回のまとめ洗い(2回)をした場合で費用を比較してみましょう。 毎日洗った場合は、7回×(3円+39円)=294円です。一方で、まとめ洗いをした場合は、2回×(3円+39円)=84円です。毎日洗いとまとめ洗いとでは、200円ほどの費用の差があります。しかし、まとめ洗いの場合は、洗濯物の量によっては回数が増えることを考慮しましょう。 毎日洗いの場合は、まとめ洗いよりも回数が多くなりやすいため、洗濯用洗剤の使用量も増加します。また、柔軟剤や香り付け用のグッズの使用頻度も高くなるため、その分費用が増加する点に注意が必要です。