「ピエール・エルメ・パリ」のクリスマスは鉱物がテーマ ガレット・デ・ロワや日本限定のおせちも発売
マカロンの限定フレーバーは、甘いマロンに酸味と苦味を持つカシスを合わせた“マロン カシス”や、パンプキンシード入りプラリネがレモンのフレーバーを際立てる“エクラ”、クリスマスらしいジンジャーブレッドとカラメルを合わせた“アルト”の全3種だ。アドベントカレンダーは、2種(1万6720円~2万4750円)を用意。引き出しを配した円形のカレンダーには、ショコラやサブレ、パンデピスなどを詰め込んだ。
ガレット・デ・ロワは全3種
ガレット・デ・ロワは、キリスト教の行事であるエピファニー(公現祭)を祝うために食べられるフランスの伝統菓子。“ガレット アンフィニマン アマンド”(4320円)は、昔ながらのガレット・デ・ロワを見直し、アーモンドクリームに刻んだアーモンドのアクセントを加えた。そのほか、ヘーゼルナッツクリームとジャンドゥーヤが濃厚な味わいの“ガレット ノワゼット ジャンドゥジャ”(5400円)と、マロングラッセ入り黒糖風味のアーモンドクリームを包み込んだ“ガレット マロングラッセ エ 黒糖”(4644円)をそろえる。
アジア支部代表の独占インタビュー
アジアでのトレンドや、各国での文化・歴史をピエール・エルメに伝える役割を持つ、アジア支部代表のリシャール・ルデュ(Richard Ledu)は、「ピエール氏とは、日本のマーケットがどう変化しているのか、自分たちがどう変わっていくべきなのかを常に話し合っている。近年は体に良いものを求める傾向があり、『ピエール・エルメ・パリ』でもシュガーレスやビーガンの商品開発に取り組んでいる。今後も随時、マーケットの変化に応じた商品を投入していく予定だ」と話す。日本市場の位置付けについては、「数字よりも、お客さまとの関係性を築くことを大切にしている。『ピエール・エルメ・パリ』がこのようなスイーツを作る文化的背景なども、より積極的にコミュニケーションを取っていきたい」と話した。