岸和田市長「発信は事実の羅列」和解女性側「不貞にすり替え」に反論 維新・吉村氏「女性に寄り添うべき」
女性との性的関係を巡り不信任決議を受けた大阪府の岸和田市長。 12月26日、和解した女性側から「単なる不貞行為」にすり替えていると反論を受け、さきほど会見を開きました。 ■【動画で見る】岸和田市長「発信は事実の羅列」和解女性側「不貞にすり替え」に反論 【岸和田市 永野耕平市長】「僕が発信しているのはストーリーではなく事実を羅列しているだけでありまして」
■女性が「性的関係強要された」と提訴 市長が500万の解決金支払うなど和解も「不倫」と主張
永野耕平市長は、2019年からおよそ1年半の間性的関係を強要したとして女性に提訴され、解決金500万円を支払うことなどで和解しています。 市長は「不倫関係だった」とした一方で、性加害については否定していました。
■「『単なる不貞行為』にすり替えようとしている」など女性側がコメント
12月26日、女性の代理人弁護士がコメントを発表し、「和解調書で『市長が優越的な地位にあった』と指摘されている。”不貞”等では決してない。市長は『単なる不貞行為』にすり替えようとしている」などと、反論していました。
■永野市長「優越的な関係じゃなくてフェアな関係 見解の相違で和解」
12月27日、永野市長は、次のように訴えました。 【岸和田市 永野耕平市長】「優越的な関係じゃなくてフェアな関係だったということを何度も説明してます。それも見解の相違、で和解してますね」 この問題を巡り市長は、不信任決議が可決され、議会を解散しています。 27日まで波紋を広げていることについて市長は… 【岸和田市 永野耕平市長】「秘匿し続けているんです、僕は。そういう努力しているんですね。それを公表したのは先方だと思いますので。 原告女性を守らなければいけないことについては僕も同じ思いですから、平穏な生活とか守らなあかんから守っていきたいなというふうには僕も思いますね」
■吉村氏「女性の気持ちに寄り添うべき」再度不信任で出直し出馬は「大義ない」
永野市長が所属していた大阪維新の会の吉村洋文代表(大阪府知事)が27日、newsランナーに出演し、一連の永野市長の対応について、次のように指摘しました。 【吉村氏】「解散というのは大義がないと思いますね。市長という立場もあると思いますから、真実がなかなかわからないところがあるんですけれども、女性の気持ちであったり、そういったところを心配に思っています。そちらに寄り添うべきだと思います。公人として」 Q.新しい議会になって、再度不信任が可決されたら、出直し選出馬するという意向もあるとのことだが? 【吉村氏】「これは岸和田市民が判断するということになると思いますけども、なかなか僕は大義がないと思います」 (関西テレビ「newsランナー」2024年12月27日放送より)
関西テレビ