自宅に「切手」がたくさん余っています。10月から郵便料金が「値上げ」されましたが、84円切手はもう使えませんか? 差額を払えば“新しい切手”に交換できるでしょうか?
買ってしまった「84円切手」はどうしたらよい?
郵便を普段からよく利用する人は、すでに84円切手などを購入して保管している人もいるでしょう。現行料金との差額切手を購入してはることで84円切手も問題なく使用することができます。また、購入済みの切手は交換してもらうこともできます。ただ、新しい切手と交換してもらうには、差額と所定の手数料の支払いが必要です。 手数料は10月1日以降だと1枚につき6円です。84円切手および94円切手は全て110円切手に統一されるため、交換する場合は、差額の26円または16円と手数料6円を支払う必要があります。 また、はがきの場合は63円の郵便はがきを85円の郵便はがきに交換できます。交換するには、差額の22円と手数料6円の支払いが必要です。なお、9月30日までに63円で購入したはがきであっても、22円切手を貼付すれば交換せずとも利用できます。 交換は無料でできるわけではありません。切手を交換する際は不足分の料金と手数料分の料金を持って郵便局に向かいましょう。
まとめ
郵便料金の値上げにより、文書や小物の発送コスト負担が増えるようになりました。 まもなく年賀状の準備を進める人もいるでしょう。年賀はがきについては新料金の85円で販売が始まるため、はがきを交換したり切手を別途購入したりする必要はありません。 日頃からよく郵便局を利用する人は、年間の切手代などをいま一度確かめておくとよいでしょう。 出典 日本郵便 「2024年10月1日(火)から郵便料金が変わりました。」 日本郵政グループ「郵便料金の改定および新料額の普通切手の発行などについて」 総務省 郵便法施行規則の一部を改正する省令及び民間事業者による信書の送達に関する法律施行規則の一部を改正する省令の公布等 総務省 25g以下の定形郵便物等の上限料金の改定について 日本郵便 2025(令和7)年用年賀はがきの券種一覧 執筆者:石上ユウキ FP2級、AFP
ファイナンシャルフィールド編集部