米ミシガン大消費者信頼感11月確報値、71.8に上昇 共和党支持者で改善
[22日 ロイター] - 米ミシガン大学が22日発表した11月の消費者信頼感指数の確報値は71.8と、10月の70.5から上昇した。4カ月連続で上昇し、4月以来7カ月ぶりの高さとなった。 米大統領選でのトランプ氏の勝利を受け、共和党支持者による改善が全体を押し上げた。 ただ、ロイターがまとめた市場予想の中央値である73.7は下回り、速報値の73.0も下回った。 ミシガン大の消費者調査ディレクター、ジョアン・シュー氏は声明で「2020年11月の調査と対称的で、今回は共和党支持者の期待指数が上がり、民主党支持者では下がった。トランプ氏が掲げる政策の経済への影響を巡って支持者間の見解が一致していないことを反映している」と指摘した。 共和党支持者は総合指数では15.5ポイント上昇し、16年の選挙でトランプ氏が勝利して以来の伸び。一方、民主党支持者の間では10.1ポイント下がった。無党派層もわずかに低下した。 1年先の期待インフレ率は2.6%と、20年12月以来の低水準。一方、5年先の期待インフレ率は3.2%と、10月の3.0%から上昇した。 減税や関税引き上げ、移民対策強化などトランプ氏の掲げる経済政策でインフレが再燃するリスクがあると多くのエコノミストが指摘している。