【実話】障害を持った娘が「父から逃げたい」と夜逃げを決意!?年金&母の遺産を浪費する父に「一円も使わせない」と語る夜逃げ屋【作者に聞く】
子どものころから漫画が好きで、ユーモア溢れる漫画を描いている宮野シンイチ(@Chameleon_0219)さん。X(旧Twitter)にて公開された「夜逃げ屋日記」は、DV被害などに遭う依頼者を夜逃げさせた実話を基に描かれた人気漫画だ。今回は過去に紹介した「夜逃げ屋日記」の36~37話を紹介するとともに、著者に依頼者の父親が娘のお金を好き勝手に使ったことについても詳しく聞いた。 【漫画を読む】「父親には一円も使わせない」と話す女社長だが…!? 今回の依頼者は松下ホノカさん(25歳)で、足に障害を抱えていて車いすで生活をしている。母が交通事故で他界してから父は蒸発したが、4年後に突然帰って来て障害年金や母の遺産などを好き放題使い始めたという。 ホノカさんはそんな父に耐えられず、勇気を出して夜逃げを決意。障害年金の支給は2ヶ月に1度なので、次の支給日までにはなんとしても逃げたい。無職の父は一日中家にいることが多く、夜逃げ屋の社長と宮野は夜逃げできそうな日はないかホノカさんに詳しく聞き出す。 障害年金の支給日は父が一日中外で飲み歩くようなので、夜逃げはその日に決行することに。障害年金の振込先口座を止めれば、焦った父はどうにか解決しようとするはず。その間に時間を稼いで夜逃げをするという作戦だ。 作戦自体はよかったのだが、その後想定外の展開が彼女たちを待ち受けていたのであった…。 現在も夜逃げ屋のスタッフとしての顔を持つ宮野シンイチさん。今回は、著者に依頼者の父親が娘の障害年金などを好き勝手に使ったことについて話を伺った。 ――父親がホノカさんの障害年金などを使っていることについて、どのように思われますか? 家族の生活のため、食費や水道光熱費などに使うということなら理解はできるんですが、自分の娯楽のために娘の障害年金を使うというのは、卑劣なことだと感じました。ただ、社長から聞いた話だとこういったケースは過去にも何件か受けたことがあるらしく、闇の深さを実感しました。 勇気を出して夜逃げを決断したホノカさんだが、果たして無事に夜逃げはできるのだろうか。「夜逃げ屋日記」は第3巻が発売され、著者と夜逃げ屋の社長との対談(前編/後編)も実現。興味や関心のある方は、ぜひ読んでほしい! 取材協力:宮野シンイチ(@Chameleon_0219)