パリ五輪でフランスを率いるアンリ監督、大会準備の難しさを語る「どの選手を起用するかさえわからない状況では…」
今夏開催されるパリ・オリンピック(パリ五輪)でフランス代表を率いるティエリ・アンリ監督が、大会への準備の難しさを語った。 第33回を迎えたオリンピック競技大会は、フランスのパリで開催される。アンリ監督が率いるフランス代表は、アメリカ、ギニア、ニュージーランドと同じグループAに組み込まれた。 パリ五輪で男子サッカーの開催期間は、7月24日から8月9日までを予定しており、シーズン開幕に向けて準備を進める、プレシーズン期間と被ることになる。そういう理由もあり、選手の招集に難色を示すチームがあることから、アンリ監督は選考に悩まされているようで、アメリカ『Eurosport』のインタビューを通じて以下のように語っている。 「監督であれば、どのペアをいかにして戦術的なプレーをさせるか、組み立てるものだ。しかし、選手が減ると状況は複雑なものとなる。どの選手を起用するかさえわからない状況では、戦術を考えるのは難しい。準備の段階も進み、形が少し見えるようになってきたが、クラブに呼び戻される選手が出ないことを祈るだけだ」 またアンリ監督は、オリンピックに参加する各国とフランス代表との間には、チームの成熟度に差があると考えつつも、自国開催での優勝を目指している。 「アルゼンチンはすでに3、4回の親善試合を戦っており、アジアの大会を勝ち抜いたチームもいる。これらのチームは現時点で、我々の持っていない経験を得ている」 「それでも私が選手だった頃、唯一として大切なことは勝利することだった。正直、勝てないことは良くない。私が監督に就任した時、フランスサッカー連盟の会長に『金メダルを思い描いている』と伝えた。このチームに誰がいようとも、金メダルを目指し努力しなければならない」
SPOTV NEWS