センバツ高校野球 組み合わせ抽選 クラーク、初戦は九州国際大付 「再戦」に闘志 /北海道
阪神甲子園球場で18日に開幕する第94回選抜高校野球大会(毎日新聞社、日本高校野球連盟主催)の組み合わせ抽選会が4日、オンラインで行われた。センバツ初出場となる道代表のクラーク記念国際は、大会第1日第3試合で11年ぶり3回目の出場となる九州国際大付(福岡)と対戦する。【三沢邦彦】 クラーク記念国際の白取太郎主将(2年)は緊張した面持ちで抽選に臨んだ。「少しでも甲子園にいたい」と初戦は第4日以降を望んでいたが、開幕日の試合が決まり苦笑いを浮かべた。 九州国際大付は、2021年11月の明治神宮大会で1―5で敗れた相手。白取主将は「この冬は負けた悔しさを胸に練習してきた。リベンジしたい」と意気込んだ。 その試合で先発した辻田旭輝(あさひ)投手、リリーフしたエース山中麟斗(りんと)投手も再戦を望んでいたという。白取主将は「相手は打撃が飛び抜けていい。山中、辻田を中心に最少失点で抑え、打線がどれだけ点を取れるか。ローゲームに持ち込みたい」と語った。 佐々木啓司監督は「神宮大会に続き、甲子園で試合ができるのはよかった。前回は攻守のミスも重なったが、ミスなく進めていけばいい試合になる」と話した。 この日、チームは深川市から仙台市に入った。土のグラウンドの上で守備や打撃練習など約5時間汗を流した。6日からは練習試合を重ね、実戦感覚を取り戻しながら甲子園入りする。 ……………………………………………………………………………………………………… ◆九国大付 ◇11年センバツ準V 北九州市八幡東区に1958年開校した私立校。89年に現校名となり、2010年に男女共学化した。校訓は「清く 明るく 逞(たくま)しく」。 野球部は開校と同時に創部。センバツは前回出場の11年に準優勝した。夏の甲子園は14年からの3年連続を含めて7回出場し、15年の8強が最高。卒業生にプロ野球の富山凌雅投手(オリックス)や清水優心捕手(日本ハム)、元バドミントン選手の潮田玲子さんら。