かなりマズい…。欧州で大苦戦している日本人(3)2部で得点量産→1部では沈黙? ベンチ生活に戻ったFW
2024/25シーズンの欧州主要リーグも約半分の日程を消化した。ゴールやアシストなど目に見える結果を残して、高い評価を受けている選手がいる一方で、主力として活躍する未来像を描きながらも、なかなか出場機会を得られずに苦戦している選手もいる。今回は欧州で大苦戦する日本人選手をピックアップして紹介する。※成績は『transfermarkt』を参照
FW:オナイウ阿道(オナイウ・あど) 生年月日:1995年11月8日 所属クラブ:オセール(フランス) 今季リーグ成績:15試合2得点0アシスト 2部ではエースとして得点を量産するが、レベルが上がる1部では序列を落とす。今季のオナイウ阿道はトゥールーズ時代と同じような状況となっている。 2023/24シーズンにトゥールーズからリーグ・ドゥ(フランス2部)のオセールに移籍したオナイウ阿道は、序盤戦こそ出遅れたが、シーズン終盤にかけて得点を量産。リーグ戦のラスト10試合で7ゴールと覚醒し、チームの2部優勝とリーグ・アン昇格に導いていた。 1部昇格を果たした今季もエースとしての活躍が期待されていたが、開幕2試合で大きく評価を下げてしまう。ニースとの開幕戦は2-1の勝利を収めたが、彼自身はやや空回り気味で、再三の決定機でミス。3回もフリーでシュートを打つビッグチャンスがあったが、いずれもボールに力を伝えることができなかった。 序列を下げる決定打となったのがナントとの第2節だ。アンラッキーな形ではあったが、ボールタッチが大きくなったところにスライディングタックルしてきた相手選手の足を踏んづけてしまい、危険なプレーの対象となったことで一発退場の処分を受けてしまった。 開幕節から2試合連続でスタメン出場していた最中での退場によって序列を下げると、それ以降の14試合で先発の機会は3試合しかない。モンペリエとの第5節でアクロバティックな形から今季初ゴールを決めて、6節と7節で先発のチャンスを得たが、再びベンチ生活に逆戻りとなってしまった。 ただ、ベンチ入りしたゲームでは全試合に出場しており、途中出場から結果を残せばすぐにスタメンを奪い返すこともできるだろう。残りの半シーズンで、トゥールーズでプレーしていた2022/23シーズンの2ゴールを大きく上回る結果を残せるだろうか。
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