ダニエル太郎、パリ五輪で錦織圭から刺激「彼はやっぱり天才」テニス全米OP26日開幕
テニスの4大大会最終戦、全米オープンは26日から開幕する。男子シングルスで世界ランク88位のダニエル太郎(エイブル)がWOWOWのインタビューに応じ、意気込みを語った。 ―ハードコートシーズンに入ってからのメンタルとフィジカルの調子は? 「パリ五輪が終わってから、すぐにモントリオールに行って、ハードコートシーズンを早速スタートしました。モントリオールでは予選突破できてよかったんですけど、その後から負けが続いたので、正直あまり自信満々とは言えない時期です。テニス的にはすごく進歩しているところも多いですが、この2週間は元気がなかなかでないところもありました。でもこの数日は、また元気が取り戻せてきて、良い準備ができてきていると思います」 ―どのようにメンタルを立て直しているのですか? 「いつかこのキャリアも終わる、何であれ終わりはくるので、勝ち負けというよりも、なるべくやっていることを全てしっかり経験していきたいという気持ちです。基本『今を生きる』ということと同じですが、そこにたどり着くための自分の言語を見つけなければいけないと思います。自分だといきなり『楽しもう、楽しもう』と言っても、それに対する反発が強い。悲観的ではあるが、ネガティブな声を受け止めてあげてから、ポジティブな行動にしていくという方がまだやりやすいかなと今は思っています」 ―1回戦に向けての心構えを教えてください。 「相手は若い選手で、ワイルドカードを貰っているので、何も失うものがなく、積極的にプレーしてくると思います。基本的に積極的な選手で、前に出てくる人だから、とにかく僕は後ろに押さえつけるイメージです。格闘技のような試合になると思います。なるべく相手を前に出さずに、前に出すときは、自分が(相手を前に)出したいから出すというのが、全体的なイメージです。まだ細かいところは見ていないので、(試合が)近づいてきたらしっかり考えようかなと思います」 ―錦織圭選手のモントリオールでの活躍をみて、どうですか? 「もちろんうれしい気持ちです。モントリオールでも、その直前のパリ五輪でもずっと一緒だったので。彼はやっぱり天才だなと思います。(パリ五輪の際に)ダブルスで一緒にプレーできたときもすごいなと思うことが多かったです。結果を出してくれると『やっぱり』と思う。彼と時間を過ごせていることがうれしいです」
報知新聞社