【水上バイク・世界チャンピオン】耐久レースの絶対王者「 ジャン = ブルーノ・パストレロ( Jean-Bruno Pastorello )Interview 」選手に聞く。無敵な理由!「カワサキ」 を 認めせた「男」
耐久レース の 絶対王者「ジャン = ブルーノ・パストレロ」選手
「ジャン = ブルーノ・パストレロ(Jean-Bruno Pastorello、以下 パストレロ)」という、フランス出身の水上バイクのプロレーサーがいる。 彼は、世界で 行われている水上バイクの 耐久レースで、「 絶対王者 」として 頂点に君臨しているライダーである。 パストレロ選手は、フランス・カワサキの「 オフィシャル ライダー 」である。 今、水上バイクのレースに力を入れていないカワサキが、全面的にバックアップしている選手なのだ。 1989年にジェットを始め、1995年から 競技会に出始めている。 彼は、プロの 水上バイクレーサーであり起業家、自身のチーム「 チーム・パストレロ・コンペティション 」の 監督でもある。 現在52歳で、レース歴 29年の 大ベテランだ。
トレーニングのため、毎日、会場から約7.5km離れたホテルまで走って帰るのは、パストレロ選手のみ
今年6月、大阪・二色の浜公園で、国内最大級の水上バイクの国際レース「 WGP#1 ASIAN CHAMPIONSHIPS 2024 」が開催された。 今大会は、世界各国から約200名を超える選手が集まり、レースの模様は、全世界121カ国にリアルタイムで配信されている。 この大会のエンデュランスレースに 出場するため来日していた パストレロ選手は、トレーニングのため、オフィシャルホテルのある「 りんくう タウン 」から、毎日、約7.5kmの離れたレース会場の二色の浜海浜緑地公園まで 走っていた。 約200名の選手が参加しているが、彼以外、こんなトレーニングをしている選手はいなかった。誰よりも真摯にレースに向き合い、本気で勝利を 欲している選手なのだ。
「毎日、スタートを練習している」と、確信させるほどの神業
パストレロ選手の真骨頂は「スタート」にある。 耐久レースのスタートは、砂浜を走って水上バイクに乗り込み、エンジンをかけて走り出す「ル・マン方式」である。 このときから、誰よりも 低い姿勢で 身構えている。 誰よりも早く水上バイクに飛び乗り、ここから「 テザーコードを差し込んで、セルを回す 」という行為が神業的に速いのだ。 他の選手はエンジンすら かかっていないときに、いち早く、彼だけが 走り出している。 その見事さは、「 絶対に、“毎日”スタートの 練習だけを やっている 」と、確信させるほどである。 国際大会での耐久レースは、35分間である。そのため、いかに早くスタートできるかが、勝負のカギとなる。 毎回、芸術的なスタートに感動している編集部は、パストレロ選手に 直接インタビューし、その“ 秘密 ”を聞くことにした。
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