「中学受験は必要?」夫婦ともに研究職の共働き夫婦が、過熱する中学受験に思うこと
でもね、時代が違うから『中学受験はいらない』よね、親が先手先手を打って準備しなくてもいいじゃん!とは手放しに言いたくない。だって、子供だと分からないことはもちろんある! 大人がある程度誘導しないと、気が付くことができない世界もある。 うーん。でもな。うーん。お金も親の労力もかかるしな……私自身の覚悟もふにゃふにゃしています。 夫の言うことも分かります。そして、しっかり勉強をしてきて、研究員になっている職場の人を見ていると、手厚い教育って悪くないな。と感じます。あ~~~大いに迷います。 ううーー答えが見つからない。夫は、迷う私に続けます。 「たとえ、中学の内心点が取れなくても、それは本人が乗り越えなくてはならない。俺は見守るし、高校進学が絶対解ではない。その先の大学にも進まず、高校卒業で社会に出ることも正解の一つ。とにかく、その時本人が必死に考えたことを尊重したい」ですと。 うん。 立派か!(3回目) で、折衷案をとることにしました。今のところ。 小2長男には、今の時期(1~2月)に、中学受験をするかメリット・デメリットを伝える。私立については経済的にも負担がかかるので、お金のことも含め、毎年、真剣に話すことにします。 ちなみに、この間、長男にたずねると「中学受験には興味がない。する気もない」と言っていました。わかった。ただ、大学に進学したければ、中学校に入ったら、それなりに頑張ることも必要だよとも伝えています。大学に進学するメリットとデメリットもふんわり伝え始めました。誘導ではなく、あくまで事実の提供を心掛けています。 今後、もし中学受験に興味が出てきたら、準備はする予定です。塾に行ったとしても、定期的にメリット・デメリットを考え、本人とも相談し、塾に入っていても『引き上げること』を考慮に入れたいと思います。
私は、夫が言う『綺麗ごと』は分かりますが、そうは問屋が卸さない現実もあると思う。気が付いた時には『学力の取りこぼし』が多かったり、『勉強する環境とは言いがたい』、公立特有の雰囲気に飲まれてしまうかもしれない。結構、厳しいところもある気がする。 でも、子供の意見を尊重せずに進めることは避けたい いっぱい悩んで、進んだ道には、きっと光があると思う。どんな時も、一緒に前を向き、寄り添っていきたい。 ちなみに、我が家は小2、年長、1歳児の男の子です。将来どうなるか、夫婦の思惑がどうなるかは、今後、こうご期待。あっ、そうそう最後に一つだけ。 あくまでも、私の浅い、幼児用プールのような経験での統計ですが… 長きに渡って、要するに20年近く社会人をしている人って、今のアラフォー、特に女性では少ないです。では、どんな人が続けているかと言うと……どこかの受験で失敗したけど這い上がった人。 あくまで、私の友人・知人の中では、ですが ・中学受験で失敗し、公立中学に進んだ ・大学受験に失敗、浪人した ・高校や大学で意中の学校に入れなかった 上記のどれかに当てはまる、 過去の受験で失敗している人の『社会人として残っている率』が非常に高い。 それが正解かも分からないけど。なんだろ?貧乏根性みたいなのがつくのかな?(コラ!) 特に、今働いている研究部門で、この人やるな~と言う人のバックグラウンドを聞くと、 ・中学受験失敗 ・大学受験失敗に浪人 がめちゃく多いです。はい。 だから、子供達にも、失敗経験って、大切だぞ!と言いたいし、そう思っている。ええ。頭では。 でもね~~~でも~~ 『転ばぬ先の杖』じゃないけど、転ばぬ先の『フォロー』をしてしまうのよ。フォローした方が、親としては楽なのよ。実はね。失敗するだろうな~と分かっていて、見守るのは本当に大変な我慢が必要。 ということで、『子供の失敗を見守れる親になる』が、私の直近の目標です。うん。 難しいわぁ~!!
Profile ・ぽに 関西在住。約50平米のマンションに1歳・年長・小2の男の子3人、モーレツサラリーマンの夫と5人暮らし。出張多め、両家遠方、夫婦共に研究職。ワンオペや出世の厳しさ、家事・育児の奮闘を書いたブログが人気になり書籍化された。つまずき、転び、前のめる共働きの日常と現実を軽快に発信し続けている。