マドリーダービーに臨むアンチェロッティ、日程的に不利なアトレティコについて…「彼らの不満はもっともだ。私たちも同じ経験をしたからね」
29日のラ・リーガ第8節、レアル・マドリーは敵地シビタス・メトロポリターノでのアトレティコ・マドリー戦に臨む。前日会見に出席したカルロ・アンチェロッティ監督は、アトレティコとのダービーが「特別」な試合であることを強調した。 「ダービーはいつだって特別だ。アトレティコはとても素晴らしいチームだ。良質な選手たちを獲得したし、私たちとバルセロナとともに最後までラ・リーガ優勝を争うだろう」 「アトレティコはいつだって素晴らしいライバルであり、それが変わることはない。とても楽しく、激しい試合になる。両チームともに素晴らしクオリティーがあるからね。スペクタクルな一戦だよ」 今回はレアル・マドリーが前試合から中4日、アトレティコが中2日でダービーを迎えることになり、アトレティコ側が日程に不満を漏らしている。アンチェロッティ監督は、アトレティコに対して理解を示している。 「彼らの不満はもっともだ。私たちも試合のために良い準備をしたくても、時間が足りないことがあったからね」 FWキリアン・エンバペにとってはレアル・マドリー加入後初のダービーだったが、負傷によって欠場することになる。 「エンバペなしでは少し戦い方を変えなくてはいけない。彼の不在は悲しいが、しかしその穴はしっかり埋められると思う。私たちは彼なしのプレーに慣れているからね」 アトレティコの一部のサポーターは、FWヴィニシウス・ジュニオールに対して差別・侮辱的発言をしても特定されないよう、マスクをつけてメトロポリターノに赴くよう促していた。ラ・リーガが法的措置を講じると発表したこの件について見解を求められたアンチェロッティ監督は、次のように返答した。 「私たちが話すのはそのことではなく試合についてだ。先週もそうだったが、司法は全体的に良い決断を下している(先週ヴィニシウスに対して差別的行為に及んだ人物に6カ月の禁固刑が科された)。そうしたことをしっかりと対処する機関が存在している」 アンチェロッティ監督はその一方で、ヴィニシウスが今年のバロンドールを受賞するとの予想を口にしている。 「おそらく彼が勝ち取ると思う。そうならなくても、どうってことはないさ。私たちも彼も前に進むだけだ。しかし、私は彼が受賞に相応しいと思っている」