ドジャースの達成すべきオフシーズンの戦略は 先発投手強化、外野手補強、さらに指揮官との契約延長
大リーグ公式サイトがサンアントニオでのGM会議終了後、ドジャースがこのオフに達成すべき3つの事柄についてまとめている。 まず第一に先発投手陣の補強を挙げ、複数の先発投手が必要になるとしている。タイラー・グラスノーや大谷翔平、トニー・ゴンソリン、ダスティン・メイなどが来季には戻ってくる見込みだが、ドジャースは来季、6人のローテーションで臨むことを考えている。先発投手の枚数が必要で、ブランドン・ゴームズGMは「投手は優先事項である」と明言している。 FA市場の目玉はコービン・バーンズ。7年総額2億ドル越えの契約になると見られていて、獲得するかどうかは、ドジャースが長期契約にどれだけのリスクを感じるかにかかっている。他にも、マックス・フリードが6年総額1億6000万ドル前後、左腕ブレイク・スネルも5年総額1億5000万ドル前後と高額だ。 リスクの少ない投手としてはジャック・フラーティであれば4年総額で1億ドル以下、ウォーカー・ビューラーなら2年総額で5000万ドル以下。2人とも今季ドジャース投げていただけに、身体の状態は把握できている。加えて千葉ロッテの佐々木朗希がポスティングされればドジャースは獲得の最有力チームになる。 二つ目はテオスカー・ヘルナンデス外野手との再契約。ドジャースとヘルナンデスの代理人はすでに話し合いを始めており、今後、数週間も継続して行う予定。ファン・ソトを除けば、最も注目される外野手であり、残留を望んではいるが、他チームからのオファーが圧倒的に魅力的であれば、他を選ぶ可能性もある。ヘルナンデスが流出した場合、他の選択肢を見つける必要に迫られる。トレード市場を探る可能性もあるが、FAでランデル・グリチェクやトミー・ファムといった低コストのオプションを選ぶかもしれない。 さらにデーブ・ロバーツ監督との契約延長も必須だ。ドジャースは来季のロースターをある程度確定させた後、ロバーツ監督との契約延長交渉に臨む。ロバーツは25年が契約の最終年、本人はドジャースでキャリアを全うしたい意思をすでに示している。ワールドシリーズを2度制覇しており、殿堂入り監督に向けて順調に進んでいる。