英国、ビザなし渡航時にETA申請 1/8から入国・乗継
日本から英国へ査証免除プログラム(Visa Waiver Program)で渡航する「ビザなし渡航」で、現地時間1月8日から電子渡航認証システム(ETA)の申請が必要になる。入国のほか、入国せずに乗り継ぐ際も対象になる。 【写真】ヒースロー空港JAL搭乗口の「ARIGATO 777」のメッセージ 在英日本大使館によると、英国でETA申請が必要になるのは、1)6カ月以下の旅行、親族訪問、商用、留学目的などでの滞在、2)3カ月以下の「Creative Worker visa concession」での滞在、3)「Permitted paid engagement」での滞在、4)英国で乗り継ぎをする場合(英国に入国しない場合も含む)。申請時にパスポート情報を登録し、事前に認証を受けることが義務づけられる。 申請はアプリ「UK ETA」か英国政府のウェブサイトから。申請料は10ポンド(約1960円)で、審査日数は英国時間で3営業日以内、有効期間は2年間。有効期間内であれば入国回数の制限はないが、パスポートの有効期限が切れた場合は再申請が必要になる。日本国籍者の申請は2024年11月27日から受け付けている(関連記事)。 1月8日からは日本や米国など、欧州以外の査証免除国籍の渡航者がETA申請の対象となり、4月2日からは英国とアイルランドを除くすべての査証免除国に対象を広げる。 ETAは、米国で2009年に導入されたESTAをはじめ、カナダ(eTA)や豪州(ETAS)、韓国(K-ETA)をはじめ、安全強化などを目的に導入されている。
Tadayuki YOSHIKAWA