「ロバーツは逆境に対処した」さらなる"長期政権"が示唆されるド軍指揮官 現地メディアは歴代の実績を称賛「殿堂入りに相応しい」
ドジャースを世界一に導いた、デーブ・ロバーツ監督の去就が米国内で話題となっているようだ。 【画像】左肩を固定して街を闊歩…米サイトが捉えた大谷翔平の近影 米メディア『Sports Illustrated』では、ブランドン・ゴームスGMが今オフ、ロバーツ監督との契約を延長する意向であると報じている。球団側は、長期での契約を結ぶことを望んでいるとも伝えており、ロバーツ監督が来季もドジャースを率いる見通しだという。 その上で、同メディアはロバーツ監督の手腕を称えており、今季までの成績を踏まえ、「ロバーツは、今後もドジャースの監督を務めるにふさわしい理由を改めて証明した。2016年に監督に就任して以来、ロバーツは殿堂入りにふさわしい経歴を持つMLBトップクラスの監督の1人として頭角を現している」と評している。 ドジャースの監督として9年目を終えたロバーツ監督は、2016年以降、すべてのシーズンでプレーオフ進出を果たし、ワールドシリーズ制覇も2度、成し遂げている。それでも、球界を代表する名門であるが故、それだけの実績でも贈られるのは賛辞ばかりではなかったようだ。 同メディアは、「2022年と2023年の2シーズンにわたってドジャースをプレーオフの第1ラウンド突破に導くことができず、監督の座を追われる可能性とともに今季のポストシーズンを迎えた。ドジャースは最近のプレーオフでのパフォーマンスに満足しておらず、今シーズンも第1ラウンドで敗退すれば、ロバーツ監督が解任される可能性もあった」と振り返る。 そして同メディアは、見事に世界一に返り咲いた今季のシーズン中での采配にも言及しており、「ロバーツ監督は今シーズン、逆境にうまく対処した。タイラー・グラスノーが今シーズン絶望と診断された後、9月に監督はミーティングを開いた。このミーティングは、シーズンを好転させるのに役立ったと複数の選手が評価している」と回想。さらに、「多数の負傷者が出たことでドジャースの先発はわずか3人しか揃わなかったが、それでも監督はチームをワールドシリーズ優勝に導いた」として、苦難を見事に乗り越えたチーム運営を称えている。 ダグアウトやグラウンド外での、選手とコミュニケーションを交わす表情も注目を集めたロバーツ監督。多くのドジャースファンも来季、ワールドシリーズ連覇を目指すチームの先頭に立ってくれることを望んでいるはずだ。 [文/構成:ココカラネクスト編集部]