暑くて寝苦しいので、エアコンを「点けっぱなし」にして寝ています。6月から9月の間で電気代はどれくらいになりますか?
夏の寝苦しい夜は、エアコンをつけたまま眠る方もいるでしょう。しかし、エアコンを長時間つけたままでいると電気代がかさむのではと心配になるかもしれません。 今回は、エアコンを夏の間つけっぱなしにした場合とタイマーを活用した場合でかかる電気代を計算します。電気代をおさえながら快適に過ごすために、ぜひ参考にしてみてください。 ▼エアコンを「24時間」つけっぱなしだと、電気代はいくらかかる? 1ヶ月の電気代を試算
夏の間エアコンをつけっぱなしにした場合の電気代はいくら?
今回は6~9月の間、毎晩8時間エアコンをつけっぱなしにしたと仮定して、かかる費用を計算します。なお、寝室で6畳用のエアコンを使用したものとします。 あるメーカーの6畳用エアコンの消費電力の目安は、冷房を使う場合425ワットです。この消費電力を参考に、1時間あたりの電気代を計算します。電気代の計算式は以下の通りです。 ・消費電力(キロワットアワー)×電力料金単価(円/キロワットアワー)×1時間 1000ワットが1キロワットであるため、425ワットを1時間あたりの消費電力に換算すると0.425キロワットアワーとなります。さらに電気料金の目安単価は公益社団法人全国家庭電気製品公正取引協議会のホームページによれば、31円/キロワットアワーです。これらを計算式に当てはめて計算すると、1時間あたりの電気代は約13円となります。 8時間使用した場合には、約104円です。これを6~9月の4ヶ月間続けた場合には、1ヶ月を30日として120日間つけっぱなしにするため、約12480円となります。
つけっぱなしにせずタイマーを設定した場合は?
エアコンをつけっぱなしにせず、入眠時の使用とし1~2時間で消した場合にかかる費用を同じように計算します。1時間あたり約13円なので、2時間の使用であれば1日約26円です。これを4ヶ月続けた場合、約26円×120日で約3120円となります。そのため8時間使用する場合に比べ、約9360円の節約ができます。 なお、エアコンは部屋の冷え具合を感知し送風を調節するため、消費電力は一定ではありません。正確な電気代を知りたい場合には、期間消費電力量も参考にするとよいでしょう。