那覇軍港に海兵隊の無人艇展開「日米同盟さらなる強化」 防衛相 沖縄県の質問には「真剣に回答」
【東京】沖縄県の米軍那覇港湾施設(那覇軍港)に自律型無人艇「ALPV」を一時展開する米軍の計画について、中谷元・防衛相は8日の閣議後会見で「日米同盟の抑止力と対処力のさらなる強化につながる」と語った。「沖縄本島沿岸海域付近で部隊に対する物資輸送などの補給活動をし、さまざまな評価などを実施する」と説明した。 【写真】うそ情報を基に10億円超の融資募る 存在しない「国の特例」を投資家に示す
沖縄県内で実証運用を行う理由を問われ「包括的な検討を実施して、インド太平洋地域の重要性や地域の安全保障環境、海兵隊の任務・能力を考慮して決定したと(米側から)説明を受けている」と答えた。 4日に那覇市や伊江村、うるま市、金武町、県、関係する漁業協同組合などに説明したと強調。玉城デニー知事は琉球新報などの取材に「一方的な説明は県として納得できない。一時展開で新たな基地負担の増加はあってはならない」と反発していた。 中谷防衛相は「県からは質問を頂いているので、真剣に回答するなど引き続き丁寧な説明、適切な情報提供に努める」と述べた。(明真南斗)
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