【独自解説】中国の国立大学で“恋人の作り方”授業が大人気!さらに、政府主催の「合同結婚式」には約1万人が参加!?成長著しい大国で一体何が…「一人っ子政策」の影響で生まれた“若者たちの悲劇”
■国立大学で“恋人の作り方”授業も…『一人っ子政策』が現在の婚姻件数・出生数に影響か
2013年をピークに減っている中国の婚姻件数は、2023年はコロナ禍の反動もあり10年ぶりに増加しましたが、2023年・上半期と比べて2024年・上半期は約50万組減少。出生数も、2023年は902万人で統計史上過去最低となり、30年で半分以下になっています。
婚姻件数・出生数が増えない大きな理由は、若者の失業率の悪化です。2024年8月の若者の失業率は18.8%で、将来への不安から恋愛に消極的になっているとみられます。 Q.良い会社に就職するには「学歴とコネ」といわれますが、依然として、そういうものはあるんですか? (中島氏) 「そうです。あと、大卒が増え過ぎたのでマッチングもうまくいかないし、“大学を出たからには良いところに就職しなければ”というすごいプレッシャーもあって、若者が仕事を選んでいるというのもあります」
そして、2016年まで続いた『一人っ子政策』の影響もあります。終わったからといって出生率がすぐに回復するわけではなく、2023年末には男性が女性よりも約3090万人も多くなっていて、男女比率に偏りも出ています。 Q.出生率は、そう簡単に戻るものではないんですね? (中島氏) 「この間に経済発展して、価値観やライフスタイルが変化したのもあります」
Q.国立大学で“恋人の作り方”の授業を行い、多くの学生が集まったとの報道もありましたが、これは少し異常ですよね? (中島氏) 「そうですね。皆さん一人っ子で、ずっと家族に大切にされてきて、自分中心の生活をしてきたので」
Q.子どもの結婚相手を探すため、公園で“お見合いの条件”を出して並んでいる人もいるようですが、あれで決まるものですか? (中島氏) 「決まらないです。あれは、“親のストレス発散の場”です。半分は真面目に探している人、半分は自分のストレスや不満を、同じような子どもを抱えた人たちと愚痴を言い合いたいという場なので、ここでは決まらないと半分は思っています」 (「情報ライブ ミヤネ屋」2024年10月2日放送)
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