【独自解説】中国の国立大学で“恋人の作り方”授業が大人気!さらに、政府主催の「合同結婚式」には約1万人が参加!?成長著しい大国で一体何が…「一人っ子政策」の影響で生まれた“若者たちの悲劇”
また、中国の結婚話で避けられないのは、『車子(チャーズ)=車』『房子(ファンズ)=家』『票子(ピャオズ)=お金』という3つの言葉で、これらは男性から女性に贈る結納品です。 2015年には、大富豪が巨額の結納金を贈ったと話題になりました。中国大手ネット企業のCEOが19歳年下の女性と結婚しましたが、その結納金が日本円で約20億円。他にも、オーストラリアに妻名義の豪邸を約15億円で建設、妻の母校に約40億円を寄付、妻の地元の高齢者650人に一人約20万円を配ったということです。 中島氏は、「平均300~400万円といわれる結納金が若者のネックになっている」と話しています。
結納金制度について、ネット上では賛否両論。女性からは、「高額な結納金に文句を言う人が、なぜいるのでしょうか。400万円を払わないのに、どうしてあなたの家で苦労して子どもを産む必要があるのか?」という声が。「結納金はあってもいいが、高額すぎるのは避けるべきだ」というマイルドな意見もありました。 一方で、男性からは「今は男女平等が重視されているので、結婚の際の『結納金』も廃止されるべきではないか」「結婚一回で高利貸しに借金をすることもあり、様々な家庭で悲劇が起こっている」といった声がありました。 SNS上では、結納金の「賛成派には女性」が多く、「反対派には男性」が多いという結果に。
結納金を巡っては、事件も起きています。2020年、広東省で男が480万円相当のアクセサリー21点を強盗。逮捕された男は、「交際中の彼女と結婚する予定だったが、結納金を払う金がなく強盗した」と話しました。 また、中島氏によると、「中国には結婚願望が強い男性が多く、結納金目当ての結婚詐欺事件が多発している。過去には、結納金の返還を巡って殺人事件に発展したケースも」ということです。 Q.習近平国家主席が法律を作って、「結納金制度禁止」とは言えないんですか? (中島氏) 「年末ぐらいに法案が決まって、『結納金をやめましょう』と決まるらしいです。でも、学習塾もやめますと言って、結局は闇で再開しているので、恐らくこれも、やめると決まっても完全になくなるのは難しく、名前を変えて違う形で…というのは、あり得ると思います」
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