【WWE】イヨ・スカイ 年内最終戦は新星ライラ・ヴァルキュリアに逆転負け…女子IC王座は準決敗退
WWE人気ユニット「ダメージCTRL」のイヨ・スカイが、まさかの大逆転負けで2024年を終えた。 【写真】ヒューストンの観衆から大歓声を浴びて入場したイヨ 30日(日本時間31日)のロウ(テキサス州ヒューストン)では、新設されたWWE女子インターコンチネンタル(IC)王座決定トーナメントの準決勝に出場。ロウは米国内では25年から、ネットフリックスで配信される。USAネットワーク最後の放送となるロウでイヨは、新星ライラ・ヴァルキュリアと激突した。 5月にNXTからメインロースター入りしたライラには、同月の「クイーン・オブ・ザ・リング」女子トーナメント準決勝でフォール負け。6月にはリベンジに成功したものの、アイルランド出身の元NXT女子王者は侮れない相手だ。 先に決勝進出を決めたダメージCTRLの盟友ダコタ・カイと決勝激突を誓う中、序盤からスピーディーな攻防を展開。ライラの変型釣鐘固めで捕まり、場外でのスライディングキックから雪崩式のドラゴンスクリューと、左ヒザに猛攻を浴びてしまう。何とか左脚を引きずりながら掌底アッパー連発、ドロップキック、コーナーでのエルボーにミサイルキックで猛反撃に出た。 ライラからドロップキック、スイング式DDT、ノーザンライトスープレックスの波状攻撃をくらうが、「イヨ! イヨ!」のチャントを背に豪快なジャーマンで叩きつけた。ライラも諦めずに逆襲し「これぞ名勝負!」チャントが起きる大激闘となった。 イヨはコーナー上でくるりと回って、雪崩式のカサドーラボムの離れ業だ。続けて場外のライラに、ムーンサルトアタックを発射。左ヒザの痛みに耐えながらリング内でメテオラを放ち、コーナーに上がってムーンサルトプレスの体勢に入った。そのまま必殺技を放つが、ライラにかわされた上に、着地した際にまたもや左ヒザにダメージを負ってしまう。 何とかバックを取ってロープの反動を使って丸め込むが、ライラにヨーロピアンクラッチで切り返された。両ヒザを両脚でがっちりホールドされて動けず、3カウントを献上。5月の試合と同じように丸め込まれ準決勝敗退。初代IC王者に手が届かなかったイヨは頭を抱えながら、ぼうぜんとした表情を浮かべた。 それでも自身のX(旧ツイッター)には「残念ながら、私は新チャンピオンになるチャンスを逃してしまった。しかし、2024年全ての試合でベストを尽くした。みなさんにありがとうと言いたいです!!」と投稿。世界最大団体で1年を通じ、ハイクオリティーの試合を繰り広げたのは紛れもない事実。〝ジーニアス・オブ・ザ・スカイ〟は、25年も世界トップとしての活躍が期待される。 この日のロウは「АBEMА」にて放送された。
東スポWEB