【2024年版】建設業界とは?業種・職種から現状と課題、将来性まで解説【志望動機の例文あり】
建設業界には、ゼネコンをはじめとするさまざまな業種があり、手がけるビジネスもそれぞれに違います。建設業界と建築業界の違いも理解した上で、業種や仕事内容などを把握することがまず重要です。 本記事では、リクナビ就職エージェントのキャリアアドバイザーとリクルーティングアドバイザー(※)が、建設業界の代表的な業種や仕事内容、やりがい、将来性まで解説します。志望動機の書き方や例文も併せて紹介するので、業界研究や応募書類の作成に役立てていきましょう。 ※キャリアアドバイザーは求職者のサポートを行い、リクルーティングアドバイザーは求人を出す企業の採用サポートを行う。
建設業界とは?
建設業界は、建物やインフラといった構造物を造り出す業界のことを指します。 大きくは2つに分かれ、ダムや道路、鉄道などのインフラを造る土木分野と、住宅やマンション、ビルなどの建築物を造る建築分野があります。 ■建設業界と建築業界の違い 建築業が手がけるのは一般住宅や商業施設、マンションやビルなどの建物のみです。 一方、建設業は、建築に含まれる住宅やビルに加え、土木に含まれる道路やダム、トンネルなどのインフラまで手がけるため、建築業と土木業の総称とされています。 ■建設業界の市場規模 国土交通省が令和6年1月に公表した「建築着工統計調査報告(令和5年計分)」(※)によれば、令和5年において、公共・民間、居住用・非居住用を含む建築物の総着工数は、床面積ベースで111,214(千㎡)、前年比-(マイナス)6.9パーセントと減少。新設住宅(持家、貸家、分譲住宅など)、民間非居住建築物(店舗、工場、倉庫など)共に減少傾向にあるようです(ただし事務所については増加)。 一方、工事費予定額ベースで見ると、285,652(億円)、前年比6.8%で増加となっています。今後は規模拡大に向かうことも考えられます。 ※出典:建築着工統計調査報告(令和5年計分)│国土交通省