4点取って3点以内に封じる エースは広島県大会36回投げて37奪三振 如水館(9年ぶり9度目)中国地区高校野球大会出場校の横顔
25日に島根県で開幕する秋季中国地区高校野球大会に、広島から広島商と如水館、盈進の3校が出場する。来春の選抜大会の選考資料となる大会で、上位進出を目指す各校の横顔を紹介する。 2024年秋の高校野球広島大会勝ち上がり表(組み合わせ表) 4点取って相手を3点以内に抑え込むのが新チームのテーマだ。その言葉通り、県大会では1回戦から準決勝までの全4試合で4点を奪い、3失点以内に封じ込んで勝ち上がってきた。 安定した試合運びができるのは、エースの右腕木村の存在が大きい。しなりの利いたフォームから最速144キロの直球とスライダーを投げ込み、県大会は36回を投げて37三振を奪った。「相手がどこであろうが、自分の投球ができるかが一番大事」と頼もしい。 チーム打率は2割5分5厘ながら、集中打が持ち味だ。1回戦から準々決勝までの3試合では、1回に3点を奪う攻撃を見せた。「投手が計算できるので、(鍵は)攻撃力」と大久保監督。例年よりもロングティーの量などを増やし、中国地区大会に臨む。
中国新聞社