あぐらで膝が浮いてしまう人は【恥骨のキワ】をほぐすといい?たった30秒であぐらが楽になる方法
股関節を柔らかくするためのストレッチは色々しているけど、ガチガチがなかなかほぐれないという方、もしかしたら、とある部位をほぐすだけで、ゆるっと股関節がほぐれるかもしれません! ◆写真で詳しいやり方を見る|【恥骨のキワ】をほぐすといい?たった30秒であぐらが楽になる方法 ■意外!ここをほぐすと股関節がほぐれる? 股関節の周りには20個以上の筋肉があります。そのため、1つの筋肉だけほぐせば股関節が柔らかくなる、というのは難しい話。しかし、今回ご紹介する部位は、初めてほぐす!という方が多い部位。それは「恥骨のキワ」。筆者のオンラインレッスンでも、恥骨のキワのほぐしを取り入れたところ、 ・こんなところをほぐしたのは初めて! ・ここが硬くなっているなんてビックリ! ・一気に股関節が柔らかくなって驚いた ・左右の硬さの差を感じた など、喜びと驚きのフィードバックがありました。 ■恥骨のキワをほぐすメリットとは? 恥骨には、様々な筋肉が付着しています。股を挟んで上部は腹筋群。下部は内転筋群。そして恥骨をまたぐように腸腰筋がかぶさっていて、恥骨の内側は骨盤底筋群や内臓も近いと、多くの筋肉が集まっているジャンクションのような場所。 恥骨周りをほぐすことで多くの筋肉にアプローチできるほか、特に恥骨上部をほぐすことで、骨盤内=内臓をマッサージできるため、血流アップやリラックス等の効果も見込めます。また、筆者のレッスンのフィードバックからの体感として、PMSや月経痛がある方は、左右差が多い、硬いなどのお声が多いです。 ■恥骨のキワほぐしにトライ! 床に楽に座り、右脚を伸ばした状態からスタート。まずは右側の恥骨のキワからほぐしていきましょう。 ■■やり方 1.右の恥骨の上に指を当て、吐きながら少し前屈して、指で押していく(痛くない範囲で) 2.指の位置を右側にずらし、骨盤の内側や、恥骨より指3本分くらい上までの範囲を全体的にほぐす 片脚が終わった後にあぐらになってみると、ほぐした方の膝が床に近づいていたり、ツッパリ感やつまり感がほぐれている感覚があるかもしれません。逆側も同様に行ってみましょう。左右の硬さの差がある場合は、硬い方を少し長めに行ってみましょう。 ライター/伊藤香奈(股関節ヨガインストラクター)
伊藤香奈