DeNA・21年度ドラ1小園 プロ初登板初先発でホロ苦5失点KO 小技で揺さぶられ三浦監督「あれが1、2軍で違うところ」
「DeNA1-6中日」(10日、横浜スタジアム) プロの洗礼を浴びた背番号18は、唇をかみ悔しさを押し殺した。プロ初登板初先発のDeNAの2021年度ドラフト1位右腕・小園健太投手は、2回2/3を7安打5失点、3四球で降板。「立ち上がりから良いボールはありましたが、ゾーン内にコントロールできず後手になってしまいました。また緊張、力みもあり、攻めの投球ができませんでした」と肩を落とした。 小技で揺さぶられ、冷静さを失った。二回には村松、松葉の連続バント内野安打の処理にてこずってピンチを広げ、それを足場に2失点。三浦監督は「あれが1、2軍で違うところ。一発で投げなければいけないところでワンテンポ遅くなってしまった」と若さによる経験の浅さを指摘した。 指揮官が現役時代につけた背番号「18」を継承した小園。同監督が登板した2016年以来、8年ぶりにエースナンバーがハマスタのマウンドにお目見えした。三浦監督から「マウンドで輝いてこそ」と誇り高き数字の重みとともに、この日のマウンドを託されたが、期待に応えることはできなかった。 ◆小園 健太(こぞの・けんた)2003年4月9日生まれ、21歳。大阪府出身。185センチ、90キロ。右投げ右打ち、投手。市和歌山から21年度ドラフト1位でDeNA入団。市和歌山では1年春からベンチ入り。3年で春の甲子園出場。昨年までは主に体作りに励み1軍登板なし。24年イースタンは登板2試合で勝敗なし、防御率0・00。