「賞金王狙いたい」平田憲聖が2打差逆転で今季4勝目 賞金ランクは1億円突破で1位快走
◇国内男子◇パナソニックオープンゴルフチャンピオンシップ 最終日(22日)◇有馬ロイヤルGCロイヤルコース(兵庫)◇7100yd(パー72)◇雨(観衆2242人) 【画像】LIVで大奮闘の香妻陣一朗 平田憲聖が通算25アンダーで今季4勝目を挙げた。2位から出て、ボギーなしの7バーディ「65」で回り、首位との2打差を逆転した。 韓国で開催された2週前の「シンハン ドンヘ オープン」以来となるツアー通算6勝目。今季獲得賞金は1億114万9029円で“大台”を突破、賞金ランクは後続に約3400万円差をつけて1位快走状態となった。 平田は「スタート前は天気も崩れそうだし、いろんな選手にチャンスがあると思った。前半はなかなかうまくいかず我慢の展開でしたが、途中からパットが良くなってスコアを伸ばせた」。8番までは1バーディだったが、9番以降で4連続を含む6バーディを量産。3日連続ボギーなしの安定感も加わって、一気に後続を引き離した。 大阪府吹田市生まれの平田にとって、地元関西で初めての優勝。「早く地元で勝ちたかった。今週は特に強い気持ちで臨みました。特別な1勝です」と声を弾ませる。また直近7戦4勝の絶好調ぶりの要因を「自分でもよくわからない。今日は18ホールずっと冷静だったのが良かったのかもしれません」と苦笑いで説明しつつ「もっと勝ちたいですし、賞金王も狙いたいです」と力強く話した。 首位から出た清水大成は3バーディ、1ボギーの「70」で回り、通算22アンダー2位とツアー初優勝を逃した。 阿久津未来也が通算21アンダー3位。吉田泰基、小木曽喬、坂本雄介、勝俣陵の4人が通算19アンダー4位に並んだ。 小平智が12アンダー26位、池田勇太が11アンダー31位、金谷拓実は9アンダー40位。石川遼は「72」とスコアを伸ばせずに6アンダー48位で大会を終えた。 <上位成績> 優勝/-25/平田憲聖 2/-22/清水大成 3/-21/阿久津未来也 4T/-19/吉田泰基、小木曽喬、坂本雄介、勝俣陵 8T/-18/生源寺龍憲、原敏之、石坂友宏