14歳・仁科優花、〝世代世界一〟が史上4人目の中学生V目指す「ぶっちぎりのスコアで優勝したい」/サンスポ女子アマ
「TOMAS CUP 第41回全日本サンスポ女子アマゴルフ選手権」は12日から2日間、静岡カントリー浜岡コース&ホテル小笠コース(6279ヤード、パー72)で開催される。優勝者に来年の女子ツアー「フジサンケイレディスクラシック」本戦の出場権が与えられる大会で、114人が出場。今夏のIMGA世界ジュニア選手権(13-14歳の部)覇者の仁科優花(14)=千葉市立白井中3年=は、この大会初出場で史上4人目の中学生Vを狙う。 〝世代世界一〟の14歳が、川奈でのツアー出場権を懸けた大一番に挑む。初出場の仁科が、自信を持って言い切った。 「ぶっちぎりのスコアで優勝したいです」 この日の練習ラウンドで、初めてのコースを入念に確認。ロングパットの距離感を合わせることに注力し「アンダーを目指したい」と見据えた。 千葉市出身で、6人きょうだいの2番目。幼少期は器械体操をしていたが、父の勧めで小4でゴルフを開始。「世界一になる」が始めた日からの目標で、毎日登校前の1時間、走り込みなどで体を追い込んでいる。食事にも気をつかい、「ポテトチップスとかは食べない」と徹底。努力は実り、小5でベストスコア70、今年7月には「IMGA世界ジュニア(13-14歳の部)」を制した。 今年4月を皮切りにツアー3試合に出場。全て予選落ちながら「アプローチはプロに負けないくらい得意」と胸を張る。憧れは「全米女子オープン」2勝で、名前が同じ笹生優花。「パワフルなスイングが好き。いつか一緒に回るために、上にいかないと」。目指すは「世界1位」。まずはこの大会で森美穂、石山千晶、大田紗羅に続く史上4人目の中学生Vを達成する。(高橋朝香) ■仁科 優花(にしな・ゆうか) 2010(平成22)年1月8日生まれ、14歳。千葉市出身。22年「IMGA世界ジュニア選手権(11-12歳の部)」7位、23年「日本ジュニア(12-14歳の部)」2位、24年「日本女子アマ」11位。ドライバー平均飛距離240ヤード。「優花」は「優しい花のように育ってほしい」と父が命名。両親と姉1人、妹3人、弟1人、自身の8人家族。163センチ、60キロ。