「共働き」を辞めたいのに辞められない理由。母親の本音と立ちはだかる“壁”
今すぐにでも、「辞めま~す!明日から有給消化にはいりま~す!」と言って、ドロンしたいのですが… そうはいかない事情があるのです。 ええ。切実な。 一つ目の事情は、
将来、資産が減り、子供の選択肢を狭める可能性がある
仕事しんど~い!子供達と一緒にいた~い! というのは、もう毎日のように叫んでいます。 特に、まだまだ小さい2歳児がいると、 「こんなかわいい時期に、保育園にお任せしちゃうなんて、人生最大の機会損失かも!」 って思うことも(イヤイヤと癇癪は凄いですが)。 一方で、こんな脳内会議も行われます。 仮に自分の年収が300万円だったとします。 これから15年働いた場合、 300万×15= 4500万円 単純計算で4500万円が手に入る(あくまで単純計算よ~)。 しかし、仕事を辞めたり、労働をダウンサイズし、夫の『扶養内で収まる働き方』にシフトしたとします。 1年100万円の年収の場合、 これから15年働くとして、 100万×15=1500万円 うん。 4500万―1500万=3000万円
その差、3000万円!
私が今仕事を辞めと、その影響は15年後の資産となって返ってくる。 大きいよ!3000万円って! 長期運用をしていたら、もっと顕著な差になると思います。 我が家は3人子供がいるため、これまた単純計算で、1人につき1000万円の教育や諸々をかけてあげられるかもしれません。 繰り返しますが、 15年後に3000万円の差は全然違います! 地方都市に住む我が家。 都内の大学に行きたい!と子供達が言った場合、下宿や寮生活が必要になります。 そうなんです。 悲しい事実ですが、子供が進路を選ぶ時、親の経済事情はモロに響いてきます。 「○○大学を受けたかったのに~」 と言われた時、 ごめんごめん!三男の2歳児の時、可愛くて、一緒に過ごしたかったから辞めちゃった~ なぁんて、子供によー言わん! いろいろ考えると、 辞めたら、子供の将来の選択肢を狭めかねない… って、思ってしまいます。 もちろん、病気になりそうだったり、パワハラ横行の精神的に苦痛になる職場だと直ぐに辞めるべきです。 そうでない職場ならば… う~ん。考えてしまいますよね。 昭和の時代のように、夫の給与が年々増えるというシステムであれば、辞めてしまうのも1つです。 でも、今の時代、会社の給与が増えるという期待は…しない方が賢明。 長きに渡るデフレ、世界情勢、数年ぶりの円安や徐々に始まりつつあるインフレ… よー知らんけど、夫の給与以外にも不安要素は山ほどあります。