[U-23日本代表のスペイン戦スタメン予想]金メダル候補の強敵相手に大岩監督が送り出すメンバーは? 平河&川﨑の怪我からの復帰は…【パリ五輪】
最終ラインは初戦と同じか
U-23日本代表は現地8月2日、パリ五輪の準々決勝でU-23スペイン代表とスタッド・ドゥ・リヨンで対戦する。 【画像】U-23日本代表のイスラエル戦出場15選手&監督の採点・寸評。好セーブ連発の守護神や決勝弾を挙げたエースの評価は? オーバーエイジを含め、多くのタレントを揃える金メダル候補の一角、スペインを相手に大岩剛監督はどんなメンバーを送り出すか。 イスラエル戦では、選手の疲労を考慮して、前の試合から先発メンバーを6人入れ替え、ターンオーバーを行なった。ある程度、選手を休ませることができたことで、重要なスペイン戦へは現状のベストメンバーで挑めるはずだ。 システムはこれまでと同様に4-3-3で、GKは小久保玲央ブライアンで確実だろう。マリ戦、イスラエル戦と続いて、スーパーセーブを連発。相手の決定機をことごとく止めるなど、絶好調の小久保を指揮官が使わないわけがない。 最終ラインは初戦のパラグアイ戦と同じメンバーと予想。右サイドバックは関根大輝、左サイドのバックは大畑歩夢、CBは木村誠二と高井幸大のコンビだ。これは4月のU-23アジアカップでも準々決勝以降の3試合で使い続けた並び。イスラエル戦では木村以外を先発から外して温存した。 アンカーは藤田譲瑠チマで間違いないはず。セカンドボールの回収、ボール捌き、ラストパス、中盤の底でゲームをコントロールするキャプテンがいるといないでは違うチームとなる。重要な一戦でこそ彼の存在は必要だ。
山本は全試合先発中だが…
予想が難しいのがインサイドハーフ。イスラエル戦で腰を負傷した川﨑颯太は前日練習で別メニュー調整となっていたため、まず出場はないだろう。そうなると選手は限られてくるが、荒木遼太郎と山本理仁と予測した。 山本は全試合先発中だが、前がかりになりすぎないよう、インサイドハーフにひとりは守備にも強みを持つバランサー的選手が必要なため、どうしても外せない。山本に疲労の色が見えるようであれば、前半のみで交代させ、荒木遼太郎と藤田でダブルボランチにして、4-4-2や4-2-3-1にするなど、そのほかにもやり方はある。 右ウイングも難しい。怪我で戦列を離脱していた平河悠は、全体練習に合流しているものの、いきなりの先発起用は考えにくい。三戸舜介と佐藤恵允で悩んだが、所属クラブでは右のウインガーを務めており、プレーし慣れている三戸をセレクトした。 左ウイングは、イスラエル戦でベンチ外となり、スペイン戦に向けて休みを与えられたであろう斉藤光毅か。そしてセンターフォワードは、イスラエル戦で途中出場して決勝ゴールを挙げた細谷真大をチョイス。今大会初得点で勢いに乗ったエースストライカーの2試合連続弾に期待したい。 取材・文●手塚集斗(サッカーダイジェストWeb編集部)
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