投打に役者そろう広陵 海星は機動力で対抗 センバツ第8日
◇第95回記念選抜高校野球大会第8日第3試合 海星―広陵(14時開始予定) 投打に役者がそろう広陵(広島)が優位か。初戦は地力のある二松学舎大付(東京)を相手に投打がかみ合って好発進した。3安打を放った世代屈指の強打者・真鍋慧(けいた)選手(3年)をはじめ打線が活発だ。投げてはエース右腕の高尾響投手(2年)が140キロ台半ばの直球を軸に8回を無失点。バックの守りも堅く、先取点を奪えば勝機が広がる。 【今大会のホームランを写真特集で】 海星(長崎)は機動力で対抗する。1番の田中朔太郎選手(2年)ら俊足の選手が多く、初戦では計3盗塁するなど足技が光った。勝利へは技巧派エース左腕・吉田翔投手(3年)の粘投が大前提。相手打線の目先を変える継投など総力戦で接戦に持ち込みたい。【長宗拓弥】