新NISAのインデックス投資信託選び「投資初心者」がついつい陥りがちな「後悔する選び方」とは?
新NISAがスタートしたり、日経平均株価が史上最高値になったりと変化を感じる昨今。 【一覧表】新NISA「つみたて投資枠」インデックス投信って国内にどれくらいあるの?結構シビアな手数料事情も 最近、筆者のお客様からも以下のような質問がたくさん寄せられます。 「新NISAを始めたのですがどの銘柄がおすすめですか?」 「インデックスファンドやアクティブファンド、ETFってなんですか?」 「インデックス投資信託が絶対いいと聞きますが本当ですか?」 スマホ一台でおすすめの銘柄や王道投資を調べられるようになりましたが、情報社会ゆえに迷子になられてしまう方が多いのが現状です。 投資初心者ほど、「これを選んでおけば安心」という謳い文句に安心感を覚えてしまう方もいるでしょう。 NISAのスタートにより投資のハードルが格段に下がった裏で、インデックスファンドとはどういうものか、アクティブファンドとはどんな仕組みなのか、これを理解せずに投資を始めている方が実は多いのです。 何かわからないものにお金を投資することほど怖いことはありません。 記事の後半では、インデックス投資信託において「後悔しがちな」選び方も紹介するので、ぜひ参考にしてください。 ※編集部注:外部配信先ではハイパーリンクや図表などの画像を全部閲覧できない場合があります。その際はLIMO内でご確認ください。
新NISA「つみたて投資枠」の特徴を整理
まずは、新NISA「つみたて投資枠」の特徴を整理しましょう。 新NISA「つみたて投資枠」は、「長期」・「積立」・「分散投資」の資産運用を支援する制度で、金融庁が厳選した投資信託の中からファンドを選択します。 ●新NISA「つみたて投資枠」の投資対象の要件 投資対象は、下記の金融庁の基準を満たすものに限定されています。 ・販売手数料はゼロ(ノーロード) ・信託報酬は一定水準以下に限定 ・顧客一人ひとりに対して、その顧客が過去1年間に負担した信託報酬の概算金額を通知すること ・信託契約期間が無期限または20年以上であること ・分配頻度が毎月でないこと ・ヘッジ目的の場合等を除き、デリバティブ取引による運用を行っていないこと ●新NISA「つみたて投資枠」の投資対象ファンド 2024年2月29日現在、つみたて投資枠の投資対象ファンドは全部で281本となっており、そのうち227本を「指定インデックス投資信託」が占めています。 ・指定インデックス投資信託:227本 ・指定インデックス投資信託以外の投資信託(アクティブ運用投資信託等):47本 ・上場株式投資信託(ETF):8本