【陸上】山縣亮太が国体100m決勝へ進出 予選では10秒21のシーズンベストを更新 決勝では多田修平と激突
◇鹿児島特別国体 陸上競技男子100メートル(13日、鹿児島・白波スタジアム) 「燃ゆる感動かごしま国体」の陸上競技が13日から開幕。男子100メートルで9秒95の日本記録を持つ山縣亮太選手(31)が予選でシーズンベストを出すなど、準決勝も勝ち抜き決勝へ進みました。 【画像】4月の復帰戦では桐生祥秀選手と対決した山縣亮太選手 2024年パリ五輪を見据えて東京五輪後の2021年10月に古傷の右膝の手術に踏み切った山縣選手は、今年4月の織田記念国際で1年7か月ぶりにレース復帰。8月のSANOトワイライトゲームズでは復帰後最速の10秒22を記録していました。 午前中に行われた予選には4組目に登場。名前が呼ばれるとひときわ大きな拍手が送られます。スタートの際にフライングなどで2度のやり直しとなるハプニングが起きる中で、中盤以降に伸びのある走りをみせて最後は流してフィニッシュ。追い風1.9メートルの中で今季のシーズンベストとなる10秒21をマークし、予選全体トップで準決勝へ進みます。 その約2時間後に行われた準決勝では3組目に登場。序盤から徐々に先頭に出ると、追い風1.1メートルの中で10秒24で1着でゴール。ケガから復帰後初優勝へ、午後4時15分から行われる決勝へコマを進めました。 今大会は1日で予選、準決勝、決勝と3本のレースを行う競技日程。ともに東京五輪に出場した多田修平選手は、準決勝2組目で追い風1.6メートルの環境下で10秒14のタイムを出し1着で駆け抜け両者が決勝で激突します。 【山縣亮太 結果】 予選 組1着 10秒21(+1.9) 準決勝 組1着 10秒24(+1.1) 決勝 午後4時15分予定