【MLB】ドジャース胴上げ投手がヤンキースとのWSで激怒していたと激白「あいつら最悪だ」
ドジャースからFAになりレンジャースと1年契約を結んだウォーカー・ビューラー投手(30)がポッドキャスト番組「ジャスト・ベースボール・ショー」に出演し、ワールドシリーズ(WS)の試合直前のイベントにいら立ちながらマウンドに上がっていたことを明かした。 ビューラーが「最悪だった」と振り返ったのは先発を務めたヤンキースとのWS第3戦(10月28日)。敵地ヤンキー・スタジアムで行われたが、試合前にニューヨーク出身のラッパー界の重鎮、ファット・ジョー(54)による熱唱パフォーマンスが開催された。 試合開始は午後7時15分だったが、このパーフォーマンスのため7時2分からヤンキースナインが登場する7時13分までブルペンを含む球場全体の照明が消された。ビューラーはブルペンで12球投げる予定だったが「キャッチャーがボールを見ることができなかったので、1球も投げることができなかった」と告白。結局、三脚の上にトラックマンを置き、その前に6球投げただけにとどまり、ウォーミングアップ、国歌斉唱、ストレッチと続く試合前のルーティンをこなすことができなかったという。 「ダッグアウトに入るとみんなが『大丈夫か?』って感じだった。だって私は腹を立てていたからね。だから私は『あいつらは最悪だ』って感じだった。そして試合が始まったんだ」 明らかに準備不足だったというビューラーだが、怒りを闘争心に変えてマウンドでは圧倒的なピッチングを披露。5回を投げ2安打無失点、5奪三振の快投で勝ち投手となり、チームに3連勝をもたらした。さらに第5戦(10月30日)の第5戦では9回に登板し、ヤンキース打線を三者凡退に抑えて胴上げ投手となった。 ウォーカーの怒りの導火線に火をつけたジョーのライブはあまり盛り上がらず、米メディアなどから「かなりひどかった」などと酷評された。やめておけば、WSの行方はまた違ったものになっていたかも…。
東スポWEB