マクラーレンが新しいアルティメットスーパーカー「W1」を世界初公開、1275psのプラグインハイブリッド
サスペンションはレースアクティブシャシーコントロールIIIと呼ばれるアクティブサスが標準装備されており、サスペンションの硬さとステアリングの感触を変化させる「コンフォート」「スポーツ」「レース」の3つのドライビングモードを備えている。 レースモードにはさらに「スプリント」「GP」「ブースト」の3つの設定が用意され、「スプリント」ではモーターの性能を最大限に引き出し、「GP」では電気モーターのエネルギーの使用と回収のバランスを調整することで安定した性能を発揮する。「ブースト」では、利用可能な E モジュールのパワーを瞬時に最大限に展開する。 そのパフォーマンスは0-100km/hは2.7秒、0-200km/hはわずか5.8秒、0-300km/hは12.7秒未満。最高速は350km/h (リミッター)と公表されている。
車両価格は約3億9000万円だが、世界限定399台はすでに完売
もちろんブレーキ性能も超一級で、フロントは6ピストンキャリパー、リアは 4 ピストンキャリパーで、ディスクはマクラーレン カーボン セラミック レーシング + (MCCR+) の390mm径。200-0km/h制動距離は100m、100-0km/hは29mを誇る。 エクステリアでの特徴は、これまでのデヘドラルからガルウイングスタイル(アンヘドラルドア)となったこと。これにより、フロントホイールアーチから高温ラジエーターへの空気の流れが最適化され、パワートレーンの冷却に必要なラジエーターのサイズを縮小することに成功、パッケージングを最適化するとともに軽量化も実現した。
インテリアではシートがモノコックボディと一体なっていて、ドライバーはステアリングポストとペダルボックスを動かしてポジションを決めるのが特徴。これにより、ボディ剛性が上がり、また、ホイールベースを70mm短くできた。 またインテリアは機能的でシンプルにまとめられているが、素材や色合いはさまざま。マクラーレンスペシャルオペレーションズで事実上無制限の特注パーソナライゼーションが利用可能で、オーナーは自分だけのユニークなスーパーカーを自由に作ることができる。 ボディカラーも標準では明るい部分とダークな部分のコントラストが印象的なものとなっているが、オーナーは自由に色調を選択することができる。 「マクラーレンW1」の車両価格は200万ポンド(約3億9000万円)からだが、世界限定399台はすでに完売となっている。