【中山金杯】トップハンデ・ホウオウビスケッツの扱いは? 見逃せない存在は他にも…/坂上明大の重賞血統査定
配合コンサルタントとして活躍する坂上明大氏が重賞の血統傾向を徹底分析し、出走馬の適性を査定。2025年1週目は東西両金杯をチェックします。中山金杯の有力馬5頭の評価は? 【評価は★5つが満点】 ※適性評価=血統を中心に馬体や走法などから今回の条件との適性マッチ度を評価 ※素質評価=血統、馬体、走法などから素質の高さを相対的に評価
<中山金杯の血統傾向>
過去10年の勝ち馬10頭中7頭がRoberto内包馬という機動力と馬力が求められる中山金杯。同様の理由からNureyev≒Sadler's Wells=Fairy Kingの活躍も目立ち、2023年1着ラーグルフ(Robertoの5×5、Sadler's Wells=Fairy Kingnの4×3)は典型的な中山金杯血統の優勝馬だったといえるでしょう。地力差が縮まるハンデ戦でもあるため、血統を含めた適性面を重要視したい一戦です。
クリスマスパレード
母ミスエリカはダートの中距離路線を中心に活躍したBlame産駒。Blameの日本での産駒には2018年紫苑S3着馬ランドネなどがおり、パワーと機動力を産駒に伝えるRoberto系種牡馬です。キタサンブラック産駒の本馬も母譲りの機動力を継続した配合形で、小回り中距離戦はピッタリの舞台。蹄底が厚く道悪馬場も苦にしないだけに、ひと雨降ればさらに好走確率は上がりそうです。 適性評価:★★★★★ 素質評価:★★★★